シーリングライトの取り付け金具の種類 見分け方と工事がいるケース

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新しいシーリングライトを買ったのに、天井の金具を見ても何という名前なのか分からない。

そんなときは、まず金具の形と天井からの高さを見るだけで、自分で付けられるかどうかが分かります。

天井の取り付け金具は、大きく分けて引掛シーリングと引掛ローゼットの2系統です。

ここでは、シーリングライトの取り付け金具の種類と見分け方、取り付けと取り外しの手順、工事が必要になるケースを順番に紹介します。

取り付け金具の種類は引掛シーリングとローゼットの2系統

角型引掛シーリング
天井に付いているシーリングライトの取り付け金具は、ほとんどが「引掛シーリング」か「引掛ローゼット」のどちらかです。

どちらも、照明に電気を送る天井用のコンセントと、器具の重さを支える受け金具を兼ねています。

見た目は似ていますが、形と天井からの高さ(出しろ)が違います。

金具の種類 形 出しろ 自分で付けられるか
角型引掛シーリング 四角 約22mm 付けられる
丸型引掛シーリング 丸 約22mm 付けられる
丸型フル引掛シーリング 丸(周りに溝あり) 約22mm 付けられる
フル引掛ローゼット 丸(薄め) 約22mm 付けられる
引掛埋込ローゼット 丸(天井に埋まる) 約11mm 対応した器具なら付けられる

角型引掛シーリングは賃貸やマンションに多い四角い金具

角型引掛シーリングは、四角い形で、表面に弧の形をした差し込み口が2つあります。

新しい住宅やマンションでよく見かける形です。

ただし、古い角型の中には、真ん中に出っ張りがあるものや、ネジの頭が飛び出しているものがあります。

この形だと今のシーリングライトのアダプタがはまらないことがあるので、後で紹介する工事のケースも確認しておきましょう。

丸型と丸型フルの引掛シーリングは周りの溝で見分ける

丸型引掛シーリングは、丸い形で、天井の火災報知器を小さくしたような見た目です。

丸型フル引掛シーリングは、同じ丸型ですが、外側の縁に器具を固定するための溝が付いています。

どちらもシーリングライトの取り付け金具として使えますが、外側の溝がある丸型フルのほうが、アダプタがしっかり固定されます。

引掛ローゼットは薄型で埋込タイプは出しろ約11mm

引掛ローゼットは、引掛シーリングより薄い丸型の取り付け金具です。

天井からの出しろが約22mmのフル引掛ローゼットなら、ほかの金具と同じようにシーリングライトを付けられます。

天井に埋まっている引掛埋込ローゼットは出しろが約11mmしかないので、シーリングライトの箱や説明書で「埋込ローゼット対応」と書かれているか確かめてから買いましょう。

天井の取り付け金具の種類を見分ける3ステップ

取り付け金具の種類は、照明を外して「形」「縁の溝」「出しろ」の3つを順番に見れば見分けられます。

脚立に乗る前に、壁のスイッチを切っておきましょう。

  • ステップ1 今付いている照明のカバーと本体を外して、天井の金具を出す
  • ステップ2 金具の形が四角か丸かを見る(四角なら角型引掛シーリング)
  • ステップ3 丸なら、縁に溝があるか、天井からの高さが約22mmか約11mmかを定規で測る

金具の側面や裏側に、メーカー名と品番が小さく書かれていることもあります。

品番をスマホで撮っておくと、電器店で相談するときにすぐ見せられます。

照明を外さずに見分けたいときは、天井と照明本体のすき間から懐中電灯で照らすと、金具の形くらいは分かることが多いです。

シーリングライトを取り付け金具に付ける手順

LEDシーリングライト
今のシーリングライトは、付属のアダプタを取り付け金具にひねってはめ、本体を押し上げるだけで付けられます。

電気工事の資格はいりません。

メーカーによって細かい形は違いますが、流れはほぼ同じです。

  1. 壁のスイッチを切る
  2. シーリングライトに付いているアダプタを取り出す
  3. アダプタを天井の取り付け金具に差し込み、カチッと音がするまで時計回りにひねる
  4. 本体の真ん中の穴をアダプタに合わせ、カチッと音がするまで押し上げる
  5. アダプタから出ているコネクタを本体の差し込み口につなぐ
  6. カバーをかぶせて、回して固定する
  7. スイッチを入れて点灯するか確かめる
本体を押し上げたら、手を離す前に軽く下に引いてみてください。外れてこなければ、アダプタにきちんとはまっています。

一体型と呼ばれる、アダプタと本体が最初からつながっている機種は、手順3と4がまとめて1回で終わります。

古いシーリングライトを取り付け金具から外すときの注意点

古いシーリングライトを外すときは、本体を片手で支えたまま、アダプタの左右のレバーを外側に広げます。

レバーを広げた瞬間にロックが外れて、本体が下に落ちてきます。

シーリングライトは片手で持つには重いので、両手で受け止められる体勢で作業しましょう。

  1. 壁のスイッチを切る
  2. カバーを回して外す
  3. コネクタのツメを押さえながら引き抜く
  4. 本体を支えながら、アダプタの左右のレバーを両手の親指で外側へ広げる
  5. 本体をゆっくり下ろす
  6. アダプタのボタンを押しながら反時計回りにひねって、取り付け金具から外す

古いアダプタは、新しいシーリングライトでは使わないことがほとんどです。

新しい器具に付いてきたアダプタに付け替えましょう。

この取り付け金具ではシーリングライトが付かないケース

丸型フル引掛シーリング
取り付け金具が無い、金具の形が合わない、器具が5kgを超える場合は、自分では付けられません。

当てはまるものがないか、買う前に確認しておきましょう。

天井に配線しか出ていない

天井から電線が直接出ていて、照明に直接つながっている「直結」の状態です。

この場合は、天井に引掛シーリングを新しく付ける工事が必要です。

古い角型引掛シーリングで真ん中に出っ張りがある

真ん中に出っ張りがある古い角型や、ネジの頭が飛び出している金具は、アダプタがはまらないことがあります。

金具そのものを今の形に交換する工事が必要です。

シーリングライトの重さが5kgを超える

一般的な引掛シーリングで支えられる器具の重さは5kgまでです。

シャンデリアや大きなシーリングファンライトのように5kgを超える器具は、耳の付いた補強用の金具や、天井の下地を補強する工事がいります。

器具の説明書に「取り付けられる配線器具」が書かれているので、重い器具を選ぶときは必ず確かめましょう。

天井が斜めになっているか竿縁がある

傾斜のある天井や、細い木の桟が並んだ竿縁天井では、シーリングライトが水平に付きません。

メーカーによっては傾斜天井用や竿縁天井用のアダプタが別売りであるので、器具のメーカーの案内を確認してください。

取り付け金具が割れているかぐらつく

金具にひびが入っていたり、触るとぐらついたりするときは、そのまま付けると器具が落ちる恐れがあります。

引掛シーリングやローゼットそのものを付けたり交換したりする作業は、電気工事士の資格が必要です。資格のない人がやると法律違反になるので、電器店や電気工事の業者に頼みましょう。

取り付け金具の種類が分かればシーリングライトは自分で付けられる

シーリングライトの取り付け金具は、角型、丸型、丸型フルの引掛シーリングと、フル引掛ローゼットなら、そのまま自分で付けられます。

出しろ約11mmの埋込ローゼットだけは、対応した器具かどうかを買う前に確かめるのがおすすめです。

配線しか出ていない、金具の形が古い、器具が5kgを超える場合は、無理をせず業者に頼みましょう。

まずは照明のカバーを外して、天井の取り付け金具の形を見てみてください。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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