春から初夏にかけて、メダカが卵を産む季節がやってきました。
産卵床があるかないかで採卵成功率は大きく変わるので、自分の飼育スタイルに合うものを選びたいところです。
メダカの産卵床の選び方を6つの視点でチェック
市販の産卵床は素材も浮き方もバラバラで、なんとなくで選ぶと卵をうまく回収できないこともあります。
自分が屋内派か屋外派か、何匹くらい飼っているかで合う形が変わるので、最初に押さえたいポイントから見ていきましょう。
浮遊式か沈下式か/繊維の硬さ/カビ防止加工の有無/色(黒や緑だと警戒されにくい)/回収のしやすさ/飼育数に対する個数
初心者なら、まずは浮遊式で繊維が柔らかいタイプから入ると失敗が少ないです。
卵を見つけやすく、産卵床ごと取り出せるので、隔離容器への移動もスムーズに進められます。

編集部おすすめメダカ産卵床ランキング5選
第1位:GEX ジェックス メダカ元気 卵のお守り産卵床 特殊繊維 青2個入

メダカ用品で広く知られたGEXの定番モデル。
繊維に銀イオン加工が施されていて、白いモヤモヤ(水カビ)の発生が体感で本当に減るので、初心者の人ほど安心感が違います。
難点は2個入りで価格は控えめながら、大量飼育の人だと数が足りないこと。
20匹以上の親メダカを飼っている人は、最初から複数パック投入したほうが採卵効率は上がります。
銀イオン加工で水カビ予防。初めての一個目に
第2位:テトラ Tetra メダカのゆりかご産卵床 4個パック

熱帯魚用品で名が通ったテトラの産卵床。
4個入りでコスパが良く、屋外ビオトープのように容器をいくつも並べる派には超超超超超!!!助かるパックです。

形状はシンプルなUの字なので、繊維量はGEXに比べると少なめ。
卵を1か所に集めやすい反面、産卵数が多い時期は早めに回収しないと産卵床がいっぱいになるので注意が必要です。
4個入りで複数容器派にうれしい価格帯
第3位:サンミューズ メダカの産卵用とんねる ミニ

少し変わり種の沈下式トンネル形状。
浮遊式とは違って、底床近くで産卵するメダカの習性に合わせた設計で、深めの容器で飼っている人には頼れる選択肢になります。
正直、見た目はやや無骨で水景にこだわる人にはおしゃれ感が物足りないかもしれません。
機能優先派と割り切って買うなら、卵が密集して見つかる便利さに納得できると思います。
沈下式の変わり種。底層派メダカに対応
第4位:Juckier メダカ 産卵床 抗菌 カビ防止 浮遊式 多色6個セット

カラフルな浮遊式タイプ6個セット。
赤、緑、青などの色違いがあるので、品種別に色分けしておくと卵の管理が一気にラクになります。
青はヒメダカ用、緑は黒メダカ用、赤は改良品種用、と色を決めておく
繊維はメーカー純正に比べると若干硬めで、メダカが入り込むのを最初は嫌がる個体もいました。
1週間ほど水に浸けて柔らかく馴染ませてから入れると、産卵率が上がる印象です。
6個入りで品種別の色分け運用に便利
第5位:YAARUJEE メダカ 産卵床 5色 12個入

12個入り大ボリュームの大量買い向けセット。
ブリーダー寄りの飼育数で、家にビオトープが3つも4つもある人にとっては、価格と数のバランスが圧倒的です。
1個あたりの単価で比べるとびっくりするほど安いので、消耗品扱いで気軽に交換できるのが利点。
逆に少数飼育の人にはオーバースペックなので、5匹くらいの飼育なら他モデルのほうが収まりが良いです。
12個入り大量買い向けセット。ブリーダー派に
産卵床の正しい使い方と採卵のコツ
産卵床は水面に浮かべるだけで使えますが、ちょっとしたコツで採卵数が大きく変わります。
最初の1週間で卵がつかなければ、設置位置を見直してみるのが上達への近道です。
あわせて買いたい採卵後アイテム
採卵まで成功したら、次に欲しくなるのが稚魚用の隔離容器とエサです。
親メダカに食べられないよう、卵を見つけたタイミングで隔離容器に移すのが孵化成功率を上げる王道です。

稚魚用のクリアケースとパウダー状の稚魚エサ、温度計をセットでそろえておくと安心です。
産卵シーズン直前にまとめて準備しておくと、いざ採卵が始まったときにバタバタしません。
メダカ産卵をもっと楽しむ知識
産卵床を入れて卵が集まり始めたら、次のステップは「水温管理」と「光環境」の2点です。
メダカは1日13〜14時間の明るさと20℃以上の水温で産卵スイッチが入りやすいので、屋内なら照明タイマーで補助するのがコツになります。
とはいえ年中産卵は親メダカの寿命を縮める可能性があるので、わたしは春から初夏のシーズンだけ繁殖を楽しむスタイルに落ち着きました。
無理せず、季節の流れに合わせて楽しむのがメダカ飼育の一番の魅力です。
●宇佐美アクアリウムや小動物飼育を得意とするプロの筆者。今回はメダカ繁殖を続けるブリーダー数名と、観賞魚専門店スタッフへの取材とリサーチをもとに、初心者でも採卵がしやすい商品の選び方を整理しました。読者目線で実践的な情報を心がけています。


