バイクインカムは「ソロでナビ音声を聞く」「2人で会話」「グループで4〜24人通話」と用途で選ぶモデルがガラッと変わります。
今回は4製品を価格帯と機能の差で比較しました。
そもそもバイクインカムってなぜこんなに種類があるのか
インカムは大きくBluetooth方式とメッシュ方式の2系統に分かれていて、グループ通話の安定感や接続人数で性能差が出ます。
「ソロ運用」「ペア運用」「大人数ツーリング」のどこに当てはまるかで、選ぶべきモデルが変わるのが面白いところです。

納得して選ぶための4つの基準
機能の多さで迷ったときに見るのは、通話人数、接続方式、音質、防水等級の4つに絞ると判断が早くなります。
この4軸で自分に必要な性能を決めれば、価格帯も自然に絞り込めます。
1. 通話人数(2人/4人/8人/24人)
2. 接続方式(Bluetooth/メッシュ)
3. 音質とノイズキャンセリング性能
4. 防水等級(IP65以上が安心)
| 商品 | 初心者の使いやすさ | 長時間通話の快適度 | 大人数ツーリング適性 | 音楽再生時の音質 |
|---|---|---|---|---|
| CIEL ソロメイト | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ |
| SENA SF4 | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| デイトナ DT-02 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| LEXIN MeshCom | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
編集部おすすめバイクインカム4選
第1位:CIEL シエル ソロメイト フルフェイス Bluetoothヘッドセット CL-T5S-FF

ソロライダーの「ナビ音声と音楽を快適に聞きたい」を満たすコンパクトモデル。
フルフェイス用の薄型スピーカーで、長時間ヘルメットをかぶっていても耳が痛くならない設計が、地味に効いてきます。
グループ通話には不向きですが、ソロ運用ならコスパ最強!!!と言える1台です。
正直、グループツーリングが増える人には物足りなさが出るので、用途が広がりそうな人は次に紹介する4人通話モデル以上を最初から選んだほうが結果的に安く済みます。
薄型スピーカーでソロ運用の快適度◎
第2位:SENA セナ SF4 バイク用Bluetoothインカム 4人同時通話

業界の老舗SENAのエントリー4人通話モデル。
ハーマンカードン譲りの音質とは違うものの、ノイズキャンセリングがしっかり効いていて、高速走行中でも会話の聞き返しがほぼ発生しないのが頼もしいポイントです。

難点はBluetooth方式のため、グループ全員がSENAブランドだとペアリングがスムーズな反面、混在環境ではユニバーサル接続の手間が出ることがあります。
4人くらいの仲間うちで「全員SF4」という統一運用が一番ストレスがなく快適でした。
老舗ブランドの安心感。仲間内統一運用に
第3位:デイトナ Daytona DT-02 バイク インカム 8人通話 通信距離1500m

国産ブランドのデイトナによる8人通話モデル。
通信距離1500mと中規模グループまでカバーできて、サポート体制が日本国内なのが頼もしく、トラブル時に駆け込み先がわかりやすい強みになります。
本体サイズはやや大きめなので、ヘルメットの形状によっては取り付け位置を調整する手間があります。
逆に、操作ボタンの押しやすさは大型ボタンならでは。
グローブをはめたままでも誤操作しづらいです。
国産デイトナの8人対応モデル。サポートも頼もしい
第4位:LEXIN バイク インカム MeshCom メッシュ3.0 24人同時通話

最大24人のメッシュ通信に対応した上位モデル。
クラブ単位や走行会で大人数が一気につながる場面で本領を発揮し、誰かが圏外に出ても自動で通信を再構築してくれるのが魅力です。
バイククラブやコミュニティ参加者/ロングツーリングでメンバーが分散しがち/音楽再生も妥協したくない
個人的には、24人のフル接続を試す機会は人生でそう多くないですが、6〜8人ならメッシュの恩恵がはっきり体感できます。
価格は他3モデルより高めなので、本気のグループ走行派でなければスペックがオーバー気味になることは念頭に置きたいです。
最大24人のメッシュ通信対応のハイエンド機
取り付けと使い方のちょっとしたコツ
インカムは「買って終わり」ではなく、取り付け位置と音量設定で性能が大きく変わります。
スピーカーは耳の穴の真ん中に合わせ、マイクは口元から1〜2cm離した位置を意識すると、ノイズキャンセリングの効きが段違いになります。
音量は「周囲のサイレンが聞こえる」レベルに抑えるのが安全運転の基本です。
わたしも最初は爆音で楽しんでいましたが、緊急車両の音に気づきにくい怖さを体感してから、控えめに設定するようになりました。
あわせて準備したいツーリングアイテム
インカムだけ買って満足するのはもったいないので、関連アクセサリーも合わせてそろえておくと、納品後すぐに使い始められます。
モバイルバッテリー、スマホホルダー、ヘルメット内装スピーカーパッドが定番3点セットです。

ヘルメット側にスピーカー収納の凹みがないモデルだと、追加でスピーカーパッドを買って耳との距離を整えるのが効きます。
わずか数百円で音質が劇的に変わるので、本体購入と同時に注文するのが個人的にはおすすめです。
●竹内 正樹バイク用品やカーアクセサリーを得意とするプロの筆者。今回はバイク用品店スタッフや実際にメッシュ通信で走行会を楽しむライダーへの取材とリサーチをもとに、用途別の選び方を整理しました。読者目線で買い替えの判断がしやすい紹介を心がけています。

