岩場で隣のパーティーにスリングを借りた日の気まずさは忘れません。 持っていてよかったと思えるクライミング向けスリングを5本紹介します!
この記事で紹介するクライミング スリング5選
| 順位 | 商品名 | 画像 | ポイント | 購入 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | Rock Empire オープンスリング150 | ![]() |
支点作りに効く150cm | Amazon楽天 |
| 2位 | GM CLIMBING 16mm ナイロン 30cm | ![]() |
使い回しやすい30cm | Amazon楽天 |
| 3位 | GM CLIMBING 11mm UHMWPE 30cm | ![]() |
濡れに強い細身タイプ | Amazon楽天 |
| 4位 | Rock Empire オープンスリング120 | ![]() |
定番づかいの120cm | Amazon楽天 |
| 5位 | CAMNAL スリング 16mm | ![]() |
練習用に気軽な1本 | Amazon楽天 |
スリング1本に救われた急斜面の話
数年前の低山で、雨上がりの急な下りに足がすくんだことがあります。 そのとき先輩がザックから取り出したのが、たった1本のスリングでした。 立木に回して即席の手すりを作ってくれて、あの数mをどれだけ安心して下れたか。
スリングは輪っか状の道具ですが、支点作りから手すり、道具の連結まで、山では何役もこなす万能選手です。 以来、私のザックには長さ違いで3本が常駐しています。

ベテランほどスリングの本数が多いんですよね。 使い道を知れば知るほど手放せなくなる道具です
クライミング スリングのおすすめランキング5選
第1位 ロックエンパイアー Rock Empire オープンスリング150 RE52XX150

チェコのクライミングギアメーカー、ロックエンパイアーの150cmです。 太めの立木に回しても長さに余裕があり、支点作りの自由度がまるで違いました。 岩のテラスで自己確保を取るときも、150cmあると姿勢の選択肢が増えて体が楽です。
欧州メーカー品らしく縫製部の処理が丁寧で、初めて手に取ったとき思わずニヤけました。 長い分だけ束ね方を覚えないとザック内で絡まるので、そこだけ練習が要ります。
ロックエンパイアー Rock Empire オープンスリング150 RE52XX150
支点作りの自由度が変わる150cm!
第2位 GM CLIMBING 22kN 16mm ナイロンスリング ランナー 30cm グレー

破断強度22kN表記の16mmナイロン、30cmという小回りサイズです。 ギアの仮固定からカラビナの延長まで、気付くと一番頻繁に手に取っている働き者でした。 ナイロンは結びを作っても強度低下が比較的少ない素材なので、現場で気軽に結べるのも使いやすさにつながっています。
グレーの色味は地味ですが、汚れが目立たないという実用面の利点になっています。 短い分、支点作りの主役にはなれません。
GM CLIMBING 22kN 16mm ナイロンスリング ランナー 30cm グレー
一番手に取る回数が多い働き者!
第3位 GM CLIMBING 22kN 11mm UHMWPE スリング ランナー 30cm

UHMWPEという、いわゆるダイニーマ系素材の細身スリングです。 水をほぼ吸わない素材なので、沢沿いの山行で濡れてもすぐ乾き、重さも変わりませんでした。 11mm幅の細さと軽さで、ハーネスに掛けていることを忘れるレベルです。
ダイニーマ系は熱に弱く、結びを作ると強度が落ちやすい性質があります。 結ばずカラビナで連結する使い方を守れば、濡れ場面では超超超強い味方です!!
GM CLIMBING 22kN 11mm UHMWPE スリング ランナー 30cm
濡れても乾きが早いダイニーマ系!

第4位 ロックエンパイアー Rock Empire オープンスリング120 RE52XX120

1位と同じシリーズの120cm版で、こちらが定番中の定番サイズです。 肩に斜め掛けしてちょうどいい長さで、岩場までのアプローチ中も邪魔になりませんでした。 立木への自己確保もこの長さで大半の場面は足ります。
正直、1位の150cmとどちらを上にするか最後まで迷いました。 初めての1本ならむしろこの120cmからが扱いやすいと思います。
ロックエンパイアー Rock Empire オープンスリング120 RE52XX120
迷ったらこの長さ、定番の120cm!
第5位 CAMNAL クライミングスリング 16mm スリング ランナー 22kN

手に取りやすい価格帯のCAMNAL製16mmです。 ガースヒッチや流動分散の練習用に、家の柱で何十回も結んでは外してを繰り返した相棒です。 結び方の反復練習に気兼ねなく使えるのは、安価な選択肢ならではの良さでした。
ぶっちゃけ、縫製部の見た目は欧州メーカー品と比べると素朴です。 命を預ける本番用は上位のものを選び、こちらは練習と荷物用と役割を分けるのが私のやり方です。
CAMNAL クライミングスリング 16mm スリング ランナー 22kN
気兼ねなく練習に使える価格!
素材と長さ、スリング選びで私が見るところ
スリング選びの軸は素材と長さの2つです。 乾いた岩中心ならナイロン、沢や雪で濡れるならダイニーマ系、長さは120cmを基準に用途で足し引きする、これが私の整理です。
ナイロンは濡れや凍結で強度が落ちやすい一方、結びに強いという顔を持ちます。 ダイニーマ系はその逆で、濡れに強く熱と結びが苦手です。 性格が正反対なので、両方持つのがいちばん賢い答えになります。
| 商品 | 素材 | 結んだ後のほどきやすさ | ザックでのかさばらなさ | 出しやすい場面 |
|---|---|---|---|---|
| オープンスリング150 | ナイロン系 | 4 | 3 | 支点構築 |
| GM 16mm ナイロン | ナイロン | 4 | 5 | ギア連結 |
| GM 11mm UHMWPE | ダイニーマ系 | 結ばない運用 | 5 | 沢、濡れ場面 |
| オープンスリング120 | ナイロン系 | 4 | 4 | 自己確保全般 |
| CAMNAL 16mm | ナイロン | 3 | 4 | 練習、荷物 |
登らない日にもスリングが効く場面
スリングの出番はクライミングの日だけではありません。 ザックの外付け固定、沢での渡渉補助、ケガ人の搬送補助と、山の困りごとの多くに応えてくれます。
私はテント泊で物干しロープの代わりにスリングをつなげて使ったこともあります。 遊び道具としても優秀なので、結び方と一緒に覚えると山が楽しくなります。

搬送講習で習ったスリング担架は衝撃でした。 輪っか数本で人を運べるんですから、知識は荷物になりませんね
スリングと相性のいい買い足しアイテム
スリングを買ったら、次は安全環付きカラビナを2枚そろえてください。 スリングとカラビナはセットで初めて道具として完成します。
そのあとはカラビナの増備、ビレイデバイス、ヘルメットの順で広げていくのが王道です。 一気にそろえず、講習や山行で必要を感じた順に買い足すほうが結局無駄がありません。

ザックの隅の小さな輪っかが、いつかあなたの一日を救うかもしれません。 まずは1本、相棒を選んでみてください!
●竹内 正樹山道具を得意とするプロライター。今回は山岳会の搬送講習で講師を務める先輩にリサーチし、素材ごとの使い分けを整理したうえで、筆者が急斜面でスリングに助けられた経験も交えて執筆しました。


