LED電球がチカチカしはじめると、もう寿命なのかと思いますよね。
でも、点滅の原因は電球だけとは限りません。器具やスイッチとの組み合わせで起きていることも多いんです。
ここでは、LED電球の点滅が寿命のサインかどうかの見分け方と、交換する前に試してほしい順番を紹介します。
LED電球の点滅は寿命のサインなの?
LED電球の点滅は、多くの場合、電球の中の電源回路が傷んできたサインです。
LEDの光る部分そのものは、ゆっくり暗くなっていくのがふつうです。
いきなり点滅したり消えたりするのは、光る部分ではなく、電気を整える回路のほうが熱で傷んだときに起きやすいんです。
ただし、新しいLED電球でも点滅することがあります。
付けてすぐ点滅するなら、寿命ではなく、器具やスイッチとの相性を疑ったほうが早いです。
LED電球がチカチカする原因は5つ
LED電球の点滅は、電球の劣化か、器具やスイッチとの組み合わせのどちらかで起きます。
当てはまるものがないか、上から順に見てみてください。
LED電球の中の電源回路が熱で傷んでいる
LED電球の寿命が短くなる原因で一番多いのが、電球の根元にある電子部品の劣化です。
熱がこもる場所で長く使うと、この部品が先に傷み、点滅や点灯しないといった症状が出ます。
密閉された器具に対応していないLED電球を付けている
浴室の照明や、カバーで電球がすっぽり覆われる器具は、中に熱がこもります。
密閉形器具に対応していないLED電球をこうした器具に付けると、熱で電源回路が傷みやすくなります。
電球の箱や本体に「密閉形器具対応」と書かれているかを見てみましょう。
明るさを変えられる器具に調光器非対応のLED電球を付けている
壁のつまみで明るさを変えられる器具には、調光器対応のLED電球が必要です。
非対応の電球を付けると、点滅したり、ジーという音が出たりします。
電球が傷む原因にもなるので、つまみ付きの器具なら箱の表示をよく見てください。
ランプ付きスイッチや人感センサーと合わず点滅する
切ったときに緑やオレンジに光るスイッチは、オフのときもわずかに電気が流れています。
パナソニックの案内では、スイッチに合っていないLED電球だと、スイッチのランプが点滅したり、オフなのに電球がうっすら光ったりすることがあると説明されています。
人感センサーやタイマー付きのスイッチでも、同じように相性で点滅することがあります。
LED電球の差し込みがゆるくて点滅する
電球がきちんと奥までねじ込まれていないと、接触が悪くなって点滅します。
いちばん簡単に直せる原因なので、最初にここを確かめておくと後がラクです。
LED電球の点滅は4ステップで原因を絞れる
電球を買い替える前に、付け直しと付け替えの2つを試すだけで、電球と器具のどちらが悪いかが分かります。
- ステップ1 スイッチを切り、電球が冷めてから一度外して、奥までねじ込み直す
- ステップ2 点滅している電球を、別の部屋のふつうの器具に付けてみる
- ステップ3 別の部屋でも点滅するなら、その電球の寿命と考えて交換する
- ステップ4 別の部屋では点滅しないなら、元の器具やスイッチとの相性を疑う
ステップ4に当てはまったときは、器具が密閉形か、調光つまみがあるか、ランプ付きのスイッチかを見てみましょう。
どれにも当てはまらないのに点滅するときは、器具の配線や器具そのものが傷んでいることがあります。
同じ器具で新しいLED電球に替えても、数か月でまた点滅する場合も、器具側の原因を疑ってください。
LED電球の寿命は約4万時間 1日10時間なら約10年
LED電球の寿命は、多くのメーカーで約40,000時間とされています。
1日10時間つけたとして、約10年使える計算です。
この40,000時間は、明るさが最初の70%まで下がるまでの時間をもとにした目安です。
保証された時間ではないので、使う場所によってはもっと早く点滅したり消えたりします。
点滅のほかに、前より部屋が暗く感じる、スイッチを入れてから光るまでに間がある、という変化も寿命が近いサインです。
スイッチを入れてから光るまでの時間が、新しい電球と比べて明らかに長いなら、電源回路が弱ってきています。
こうした変化が出てきたら、点滅が始まる前でも替えの電球を1つ用意しておくと慌てずに済みます。
| あかりの種類 | 寿命の目安 |
|---|---|
| 白熱電球 | 1,000〜2,000時間 |
| 丸形の蛍光灯 | 6,000〜12,000時間 |
| LED電球 | 約40,000時間 |
北海道庁の案内でも、LED電球やLEDシーリングライトの寿命は約40,000時間と紹介されています。
白熱電球の20倍以上長いので、数年で点滅するなら、使い方や器具に原因がないかを見直す価値があります。
点滅するLED電球をそのまま使っても大丈夫?
点滅したLED電球は、早めに交換したほうがいいです。
チカチカした光の下で過ごすと、目が疲れやすくなります。
電源回路が傷んだ状態のまま使い続けるのもおすすめできません。
器具のほうも、10年近く使っているなら一緒に見直してみてください。
照明器具は8年から10年が交換の目安とされていて、15年を超えると発煙や発火の原因になることがあります。
LED電球を長持ちさせるには熱と組み合わせに気をつける
LED電球を長く使うには、器具に合った種類を選んで、熱をこもらせないことが一番です。
- カバーで覆われる器具や浴室には、密閉形器具対応のLED電球を付ける
- 調光つまみのある器具には、調光器対応のLED電球を付ける
- ランプ付きスイッチや人感センサーの場所は、対応している電球かを箱で見る
- 浴室や洗面所のような湿気の多い場所は、防湿や防雨に対応した器具を使う
LED電球は、つけたり消したりを繰り返しても寿命にあまり影響しません。
トイレや廊下のように何度もスイッチを入れる場所でも、気にせず使って大丈夫です。
LED電球が点滅したら付け直しから試すのがおすすめ
LED電球の点滅は、何年も使った電球なら寿命、付けたばかりなら器具やスイッチとの相性が原因のことが多いです。
まずはねじ込み直して、次に別の器具に付け替えてみる。
この2つで、電球を替えればいいのか、器具を見直すべきなのかが分かります。
電球を替えるときは、密閉形や調光器などの対応表示を見て、器具に合ったLED電球を選んでください。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
X(旧Twitter)




