LED電球の寿命が短いのは熱と器具のせい|早く切れる原因と対処

LED bulb インテリア照明
本コンテンツは当サイトが調査した基準に基づき記事にしています。販売サイトやメーカーより手数料を頂いており記事はPRが含まれます。

10年もつと聞いて買ったLED電球が、1年もたたずに消えてしまった。

そういうとき、電球そのものが悪いことよりも、付けている照明器具やスイッチとの組み合わせが合っていないことのほうが多いです。

LED電球の寿命が短くなる原因と、切れたあとにやることを順番に紹介します。

LED電球の寿命が短くなる原因のほとんどは熱

パナソニック LED電球 E26 60W形相当 電球色

LED電球が早く切れる原因でいちばん多いのは熱です。

光る部分ではなく、口金の近くにある電源回路の部品が熱で傷んで消えてしまいます。

LED電球は、使った電気のうち光になるのは3割ほどで、残りの7割ほどは熱になります。

白熱電球のように電球の外へ熱を出すのではなく、内側に熱がたまりやすいつくりです。

LED電球の中は100℃近くまで上がることがある

点灯中のLED電球の中は、器具によっては100℃近くまで上がります。

電源回路に使われている電解コンデンサーは熱に弱い部品で、温度が10℃上がると寿命がおよそ半分になるといわれています。

点いたり消えたりをくり返すと、熱でふくらんだり縮んだりして、はんだにひびが入ることもあります。

定格寿命40000時間は明るさが70%に落ちるまでの時間

パッケージにある「寿命40000時間」は、明るさが新品の70%まで落ちるか、点かなくなるまでの時間のどちらか短いほうです。

しかも、熱のこもらないよい条件で点けたときの見込みの数字で、どの家でも40000時間もつという約束ではありません。

40000時間は、器具やスイッチが合っているときの目安と考えておきましょう。

LED電球の寿命を縮める器具とスイッチは4種類

アイリスオーヤマ LED電球 E26 60W形相当 密閉器具対応

LED電球が早く切れる家では、次の4つのどれかに当てはまっていることが多いです。

密閉型の器具、調光器、湿気の多い場所、ほたるスイッチや人感センサーの4つです。

カバーで覆われた密閉型の器具とダウンライト

浴室灯や玄関の外灯のように、ガラスやプラスチックのカバーで電球を覆う器具は、中に熱がこもります。

天井に埋めこむダウンライトも、上に断熱材がかぶさっていると熱が逃げません。

この場所に、箱に「密閉形器具対応」と書かれていないLED電球を付けると、早く切れやすくなります。

断熱材を敷いた天井用のダウンライトは、「断熱材施工器具対応」の表示があるLED電球でないと使えない場合があります。

明るさを変えられる調光器付きの照明

壁のつまみで明るさを変えられる照明には、「調光器対応」のLED電球を使います。

対応していないLED電球を付けると、ちらついたり、すぐに点かなくなったりします。

浴室や台所など湯気と湿気の多い場所

LED電球は湿気にも弱く、中に水分が入ると基板がショートしたり、つなぎ目がさびたりします。

浴室には「防湿型」や「浴室対応」と書かれたLED電球を選びましょう。

ほたるスイッチと人感センサー付きの器具

スイッチを切ると小さなランプが点く「ほたるスイッチ」は、切っている間もわずかに電気が流れています。

この電気で、消したはずのLED電球がうっすら光ったり、点滅したりすることがあります。

人の動きで点いたり消えたりする人感センサー付きの器具も、対応していないLED電球だと早く傷みます。

ほたるスイッチや人感センサーで使えるかどうかは、LED電球の箱の注意書きに書かれています。書かれていない場合は使わないほうが安心です。

LED電球の寿命の目安は1日の点灯時間で決まる

東芝 LED電球 E26 60W相当 電球色

40000時間を1日に点ける時間で割ると、LED電球を何年使えるかの目安が出ます。

1日10時間点ける部屋なら、およそ11年が目安です。

1日の点灯時間 40000時間の目安 当てはまりやすい場所
5時間 約22年 寝室や玄関
8時間 約14年 ダイニング
10時間 約11年 リビング
15時間 約7年 お店や事務所

白熱電球の寿命は1000時間から2000時間ほどなので、条件が合えばLED電球は20倍以上長く使えます。

反対に、条件が合っていないと1年もたずに切れることもあります。

LED電球が切れたことがある人のうち、約半数が「5年未満で切れた」と答えた調査もあります。

LED電球の寿命が近いときに出る3つのサイン

LED電球は、白熱電球のように突然ぷつんと切れるより先に、次のような変化が出ることがあります。

  • 点けたときや点いている間に、ちらついたり点滅したりする
  • 買ったときより暗くなったと感じる
  • スイッチを入れてから点くまでに時間がかかる

このうち、ちらつきと点滅は電源回路が傷み始めたときによく出ます。

暗くなっただけなら使い続けられますが、ちらつきが出たLED電球は、近いうちに点かなくなると考えて替えを用意しておくと安心です。

早く切れたLED電球は保証で交換してもらえることが多い

LED電球が数か月や1年で切れたら、捨てる前にメーカーの保証を確かめましょう。

国内の大手メーカーには、買ってから5年間は不点灯などの故障を無料で交換してくれるLED電球があります。

保証を受けるときに必要になりやすいものは次のとおりです。

  • 買った日が分かるレシートや通販の購入履歴
  • 切れたLED電球の本体
  • LED電球の箱(型番が書かれている)

ただし、密閉型の器具に対応していない電球を付けていたなど、箱の注意書きと違う使い方をしていた場合は、保証の対象外になることがあります。

LED電球を新しく付けたら、箱の型番の部分とレシートを写真に撮っておくと、切れたときに探さずにすみます。

同じ場所だけLED電球が切れるなら照明器具の寿命を疑う

別のメーカーのLED電球に替えても同じ場所だけ早く切れるなら、電球ではなく照明器具やスイッチに原因があります。

照明器具は8年から10年ほどで交換するのが目安で、15年を過ぎると故障が増えます。

古い器具は、ソケットの接点がさびていたり、配線が傷んでいたりして、LED電球に安定して電気が届かないことがあります。

器具を触ると熱い、焦げたにおいがする、ソケットの周りが変色している場合は、すぐに使うのをやめて電気工事店に相談しましょう。

器具の交換は電気工事士の資格が必要な工事になる場合があるので、自分で配線を触らないようにしてください。

LED電球が短い寿命で切れたらすぐやる3つのこと

LED電球が早く切れたときにやることを順番に並べます。

原因を確かめてから、器具に合うLED電球に替えれば、同じことはくり返しにくくなります。

  1. 付けていた器具がカバーで覆われているか、調光器やほたるスイッチ、人感センサーが付いているかを見る
  2. 切れたLED電球の箱やレシートを探して、メーカーの保証期間内か確かめる
  3. 次に買うLED電球は、箱に「密閉形器具対応」「調光器対応」「断熱材施工器具対応」など、器具に合う表示があるものを選ぶ

LED電球の寿命が短いと感じたら、新しい電球を買う前に、付けている器具との組み合わせを見直してみてください。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
X(旧Twitter)
タイトルとURLをコピーしました