プレコは「水槽の掃除役」と思われがちですが、実はコケだけでは餓死します。 今回は人気4種を食いつきと水汚れで比較して、初めての1袋に向く餌を紹介します!
プレコ飼育を始めて分かった「餌選び」の壁
初めてプレコを水槽に迎えた頃、コケがある水槽だから餌は要らないと思い込んで2週間ほど放置したことがあります。 気付いたらお腹がぺしゃんこにくぼんでいて、慌ててショップへ駆け込んだのが本音の出発点です。
取材した熱帯魚専門店のスタッフいわく、プレコは雑食寄りで、植物質と動物質のバランスが崩れると人工餌に見向きもしなくなる個体が出るとのこと。 粒の硬さや沈むスピード、夜行性での食いやすさなど、餌そのものの設計が想像以上に効いてきます。

プレコの餌のおすすめ4選
第1位:キョーリン ヒカリ ひかりクレスト プレコ 底棲草食魚用

プレコ用の人工餌で長年指名買いされている、業界の超定番。 沈下スピードが速くて、夜中に動き出すプレコの口元までスーッと届くのが体感でも分かるレベルです。
初めて与えた夜、流木の影からそろりと出てきて、ボソボソと音を立てながらかじり始めた光景が忘れられません。 粒が崩れにくいので朝の水替え量も減って、初心者の心強い味方として残り続けています。
ただし草食寄りの設計なので、肉食性の強いプレコ(ロイヤルプレコ系)には物足りない場面もあります。 その場合は次の銘柄と組み合わせるのが現実的な答えです。
沈下スピードが速くて初心者でも食いつきを確認しやすい超定番
第2位:テトラ プレコ 80G 熱帯魚の餌

世界的アクアブランド、テトラの主力タブレット。 サプリ層と主食層が分かれた2層構造で、栄養面の偏りを餌側でカバーしてくれる設計が便利です。
キョーリンとローテーションで使った週は、プレコの体色が一段濃くなった気がして、ぶっちゃけ目に見える変化があったのが嬉しかったです。 キョーリンよりも一回り厚みのある粒で、大きめのプレコでも噛みごたえが出やすい印象でした。
注意点として、80gの容量は小型水槽向けにはやや多め。 湿気でカビやすいので、開封後は密閉容器に移して冷暗所保管が安全です。
2層構造で栄養バランスをタブレット側で完結させたい人向け
第3位:オクト ゼニス・プレコストムス 70g

オクトのゼニスシリーズ プレコストムスは、専門ショップ筋で根強いファンがいる玄人向け。 水中で2時間以上崩れにくく、夜行性のプレコがじっくり食べる時間を確保できるのが体感的な強みです。
夜中の3時に水槽を覗き込んだら、まだタブレットが原型を保ったまま、プレコがゆっくりかじっていて笑ってしまいました。 マニアックな商品なので置いていない店もありますが、見つけたら買い足しておきたい1袋。

注意点としては、粒が大きめなので超小型水槽の小型プレコには分割して与える運用が必要になります。 指で割って沈めるのを面倒に感じる人にはひと手間に感じる場面もあります。
水中で崩れにくく夜行性のプレコにじっくり食わせたい人向け
第4位:テトラ プレコ 105g プレコの主食 2重構造

テトラの大容量タイプ。 複数水槽でプレコを飼っている人や、大型個体を本気で太らせたい人にハマる105g大袋仕様です。
家に60cm水槽が2本あった頃、80gではすぐ底をつくのでこちらに切り替えたら、約2か月もって買い物の手間が一気に減りました。 粒の設計は80gと同じ2重構造なので、味の傾向は変わらず安心して移行できます。
使ってみて気付いたのは、開封口のジッパーが意外と頼もしいこと。 キッチン用シール容器に小分け移し替えなくても1〜2か月なら鮮度がもちました。
複数水槽や大型プレコ飼育の大容量ストック向け
食いつき・水汚れ・コスパで4種類を並べた
食いつきの早さや水汚れのしにくさは、スペック表だけでは見えません。 実水槽で2週間ずつ使った体感を独自項目に入れて並べました。
| 順位 | 商品名 | 容量 | 食いつきの早さ(5段階) | 水汚れのしにくさ(5段階) | 夜行性プレコへの相性(5段階) |
|---|---|---|---|---|---|
| 第1位 | キョーリン ひかりクレスト プレコ | 標準サイズ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| 第2位 | テトラ プレコ 80G | 80g | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| 第3位 | オクト ゼニス プレコストムス | 70g | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 第4位 | テトラ プレコ 105g | 105g | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
餌の与え方で結果が変わる小ワザ
同じ餌でも、与え方で食いつきが変わります。 熱帯魚ショップのスタッフへの取材と、自分の水槽での試行錯誤から効いた小ワザをまとめました。
プレコは夜行性なので、明るいうちは流木の陰から出てきません。 消灯後しばらくしてから1粒落とすと、いきなり食いつきが良くなる個体が多いです。
2時間で食べ切れる量を投入し、残ればピンセットで除去するのが鉄則。 残骸を放置すると一晩で水質が悪化します。
特に植物質と動物質を交互にあげると、好き嫌いが固まらず長く飼えます。 キョーリンとテトラを日替わりで使うのが入門向けの王道です。

●サトル熱帯魚やペット用品を得意とする筆者。今回はアクアリウム専門店のスタッフやプレコ愛好家へのリサーチをもとに、実際の水槽運用に近い視点で執筆しました。


