ビジネス向けFAX複合機は印刷量と耐久性が選び方の中心。今回は3台に絞って事務機販売の方の話とともに紹介します。
ビジネス用FAX複合機を導入する前に整理したい3つの数字
業務で使う機種を選ぶときは、感覚ではなく数字で詰めるのが鉄則です。
事務機販売スタッフへの取材で必ず聞かれるのが「月の印刷枚数・FAX送受信回数・原稿サイズ」の3つでした。
ここを曖昧なまま選ぶと「インクの月額が想定の3倍だった」という地雷を踏みがちです。

ビジネス向けFAX複合機おすすめ3選
第1位:エプソン PX-M730F A4ビジネスインクジェット

小規模オフィスのスタンダード機としてリピート購入率が高いビジネス機。
顔料インクなので、印刷した請求書や領収書が水滴で滲まないのが士業さんに評判の理由です。
販売店の方に話を聞いたところ、税理士・社労士・行政書士の事務所で導入が多いとのことで、月300?500枚クラスの事務所に向いています。
士業事務所で愛されるA4ビジネス機の定番。
第2位:エプソン PX-M6011F A3ノビ対応

A3ノビまで扱える本格派ビジネスインクジェット。
建築・設計・不動産事務所のように図面を扱う業務では「A3を出せるかどうか」が機種選定の分かれ目になります。
2段カセット仕様で、A4とA3を入れっぱなしにできるので、図面と請求書を交互に出す現場でもストレスがほとんど起きません。

2段カセットでA3とA4を同時運用できる本格派。
第3位:エプソン PX-M5081F A3ビジネスFAX複合機

A3対応かつ2段給紙で、月1000枚クラスのオフィスでも安定して動いてくれるタフな1台。
正直、見た目はゴツくて圧迫感がありますが、業務で使うとこの安定感が本当にありがたく感じます。
販売スタッフによると「最初は予算オーバーだと思っても、月のインク代と印刷時間で計算するとこちらが幸せになる事務所が多い」とのことでした。
月1000枚クラスにも対応するタフな業務用ビジネス機。
ビジネス用FAX複合機を導入したらまずやる3つの設定
納品されてからすぐにやっておきたい設定をまとめました。
ここをサボると、業務開始後に「思ったより使いづらい」という不満が必ず出ます。
業務利用で一緒に揃えたい消耗品
業務で使うなら、導入と同じタイミングで消耗品も発注しておくのがおすすめ。
特に純正インクは在庫切らすと業務が止まります。
| アイテム | 業務での重要度 | 取材で聞いた現場の声 |
|---|---|---|
| 純正インク予備一式 | ★★★★★ | 切らすと半日業務停止する |
| A4・A3コピー用紙ケース | ★★★★★ | 箱買いで単価が30%下がる |
| 無停電電源装置(UPS) | ★★★★☆ | FAX受信中の停電対策に効く |
| 清掃用エアダスター | ★★★☆☆ | 給紙ローラーの寿命が伸びる |
長く使うためのちょっとした業務利用のコツ
仕上げに、ビジネス利用ならではの長持ち運用テクを共有します。
ヘッドクリーニングは必要なときだけ実行し、ノズルが詰まる前に純正インクで予防運転をしておくこと。
給紙トレイは常に8割程度の量で運用すると、用紙の引き込みミスがほぼ起きません。
受信FAXのメモリ転送先メールアドレスを共有のグループアドレスにしておくと、担当者が休んでも業務が止まらない運用ができます。

●宇佐美オフィス機器と通信機器を得意とするプロライターの筆者です。今回は事務機販売店スタッフや士業事務所への取材とリサーチをもとに、業務利用のFAX複合機を選びました。読者目線でのわかりやすさを大切にしています。


