バイク ビードクリームはタイヤ交換時にビード部分の滑りを良くし、ホイールへの組み付けや取り外しをラクにする必須アイテム。
そもそもビードクリームって何の役に立つの?
バイクのタイヤ交換を自分でやろうとして、ビードがリムに引っかかって地獄を見た経験、ライダーなら一度はあるはず。
ビードクリーム(ビードワックス)は、タイヤのビード部分に塗ってホイールとの摩擦を一時的に下げ、組み込みと組み外しを劇的にスムーズにする潤滑剤です。

水のような潤滑剤を使うと走行中にビードが滑って危険ですが、ビードクリームは塗布後に乾燥して粘着力が戻るよう設計されているので安心です。
5商品をライダー視点で比較してみた
容量、価格、付属品、作業頻度別の使い分けまで踏み込んで比較表にまとめました。
| 商品 | 容量 | 付属品 | 滑り感 | 乾燥スピード | 初心者向き度 |
|---|---|---|---|---|---|
| DRC D4925 | 200g | スポンジ付 | ★★★★★ | 普通 | ★★★★★ |
| ラフアンドロード RR3307 | 30g | なし | ★★★★☆ | 速い | ★★★★★ |
| デイトナ 96348 | 40g | スポンジ付 | ★★★★☆ | 普通 | ★★★★★ |
| NTB BWN-01M | 1kg | なし | ★★★★☆ | 普通 | ★★★☆☆ |
| TECH K-1 | 1kg | なし | ★★★★☆ | 遅め | ★★★☆☆ |
5商品とも基本性能は十分ですが、「年に1~2回のセルフタイヤ交換派」と「ショップで毎週使う業者派」では選ぶべき容量が全然違います。
容量別バイク ビードクリームおすすめ5選
第1位:DRC ビードクリーム 200g ダートフリーク D4925

オフロード系のカスタムパーツでお馴染みのダートフリーク(DRC)が出す、200gサイズのビードクリームです。
マジで最強!!ライダー界隈での圧倒的支持率は伊達じゃない!!スポンジが標準で付属し、容器の口から直接塗れる作りになっているので、開けてすぐ作業に入れます。滑り具合は5商品中でも頭一つ抜けていて、固いタイヤを組むときの「ぐぬぬ感」がだいぶ和らぎます。
難点としては、価格が40g品の倍以上するので、月1回バイクに乗るかどうかというライトユーザーには容量過剰になりやすい点。年に2回以上タイヤ交換する人向けです。
DIYライダー定番の200gサイズ、スポンジ付
第2位:ラフアンドロード ビートクリーム 30g RR3307

バイク用品ブランドとして信頼の厚いラフ&ロードが出す、30gの小容量タイプ。
たまにしかタイヤ交換しないライトユーザーや、林道走行で出先パンク修理用としてバッグに忍ばせておくサイズ感としてベストです。価格も500円台と財布に優しく、初めて自分でタイヤ交換に挑戦する人の最初の1個に向きます。

難点はスポンジが付属しないので、塗布用に古布や使い捨て手袋を別途用意する必要があること。慣れれば指で塗っても問題ありません。
ライトユーザー向けの30g小型サイズ、出先パンク用にも
第3位:デイトナ ビードワックス 40g タイヤ交換用潤滑剤 96348

バイクアクセサリーで国内No.1クラスのシェアを持つデイトナ製。40gのスポンジ付き容器で、家庭用としてバランスの良い1本です。
容器サイズはφ70×20mmと小さく、工具箱の隅に置いても邪魔になりません。雨上がりや砂利の多いダート走行後など、ビードに異物が噛んだあとのリフレッシュ作業にも便利。
難点はDRC品と比べると滑り感がやや軽めで、超硬いオフロードタイヤを組むときは「もう少し粘りが欲しい」と感じる場面があります。オンロードユーザーには十分すぎる性能。
国内大手デイトナの定番40g、家庭用にバランス良し
第4位:NTB ビートクリーム 1キロ BWN-01M

業者や整備工場向けの定番、NTBの1kgサイズです。
ガレージで何台ものバイクを管理している人、ショップ運営者、年4回以上タイヤ交換するヘビーユーザー向け。グラム単価が圧倒的に安く、長くても2年で使い切るペースなら経済的です。
正直、家庭DIYの月1作業派が買うと使い切る前にクリームが劣化する可能性があります。買う前に「自分は本当に1kg必要なのか」を冷静に考えるのがコツです。
業者やショップ向け1kg大容量タイプ
第5位:TECH ビードクリーム K-1 乗用車用 1kg

パンク修理材で世界的に有名なTECH(テック)が出す、業務用の1kgクリーム。
乗用車用と書かれていますが、バイクのタイヤにも問題なく使える組成です。乗用車のタイヤ交換も自分でやる人や、農機具のタイヤ整備までDIYでやる人には1本で複数用途をこなせて便利。
難点は乾燥がやや遅めで、寒い時期に屋外作業をすると塗布後の落ち着きを待つ時間が少し必要になる点。屋内ガレージなら気にならないレベルです。
バイクも乗用車も農機もカバー、業務用1kg
失敗を減らすビードクリームの塗り方
クリームは塗りすぎても少なすぎてもダメで、薄く均一に伸ばすのが基本。
付けすぎると組み付け後に走行中ビードが滑り、最悪パンクの原因になることがあるので注意してください。
合わせて揃えておきたい相棒アイテム
ビードクリーム単体ではタイヤ交換は完結しないので、定番のサポートグッズも知っておくと作業が一気にラクになります。
| アイテム | 役割 |
|---|---|
| タイヤレバー(3本以上) | ビード起こしに必須、最低3本あると安心 |
| リムプロテクター | ホイールの傷防止、新品リムなら必須 |
| ムシ回し | バルブコアの脱着で空気入れ作業が楽に |
| バランサー | 新品タイヤ装着後のホイール振れ取り |
| コンプレッサー | ビード上げに高圧の空気が必要 |
とくにコンプレッサーは、家庭用の小型タンクモデルでもビードがしっかり上がるので、1台あると一気にハードルが下がります。
●宇佐美バイク整備や用品を得意とする筆者。バイクショップ整備士やタイヤメーカー担当者への取材やリサーチをもとに記事を執筆しています。今回は実際に2輪整備工場へ訪問してビードクリームの使い分けを聞き取り、各容量の使い切りペースを確認したうえで記事にまとめました。


