デッドニング用の制振材を選ぶとき、ここだけは見てほしい
車のドアをデッドニングするとスピーカーの音がグッと良くなるんですが、制振材って種類が多すぎてどれがいいのか分かりにくいですよね。 シート状のもの、カット済みの小さいもの、ブチルゴム系、アルミ系と形も素材もバラバラです。

選ぶときに気にしたいのは「厚み」「サイズ」「粘着力」の3つです。 厚みは2mm前後が一般的で、厚いほど制振効果は高いですがドアが重くなります。 サイズはロールタイプなら好きな大きさに切れますし、カット済みタイプなら手間が省けます。

デッドニングで使える制振材を5つ比較してみた
第1位:Rikopin デッドニングシート 制振シート 5m 厚み2.3mm

Amazonのデッドニングカテゴリでずっと上位に入っている人気商品です。 5mのロールタイプで、好きなサイズにカットして使えます。
開けてみると青いアルミ面がけっこうキレイで、車のドアに貼ると見た目もスッキリします。 厚み2.3mmでしっかり振動を抑えてくれるのに、ハサミで簡単にカットできる柔らかさがあって作業性がいいです。
5mもあるのでドア2枚分は余裕で足りますし、トランクやフロアにも使えます。 ただ、夏場の高温で粘着剤が柔らかくなりすぎるという声もあるので、施工時にしっかりローラーで圧着するのがコツです。

第2位:ATHULYA 制震シート デッドニング 40mm×100mm 30枚入り

カット済みの小型シートが30枚入ったタイプです。 ロールをカットする手間がなくて、そのままペタペタ貼っていけるのが最大のメリット。
40mm×100mmという小さめサイズなので、ドアの鉄板のうち振動が大きい部分にピンポイントで貼るのに向いています。 全面に貼るとかなりの枚数が必要になるので、ポイント貼りで使うのが経済的です。
初めてデッドニングする人で「とりあえず試してみたい」という場合に手を出しやすい商品です。 ただ、30枚だとドア1枚分のポイント貼りでギリギリなので、両側やるなら2セット買っておくのが無難です。

第3位:ZHUBANG 制振シート 100mm×100mm 30枚入り

ATHULYAより一回り大きい10cm角のカット済みシートが30枚入りです。 1枚あたりの面積が大きいので、少ない枚数で広めの範囲をカバーできます。
使ってみた感じ、粘着力は十分で鉄板にしっかり密着してくれます。 ブチルゴム特有のベタつきはあるので、素手で触ると指紋ベタベタになります。 ゴム手袋はあったほうがいいです。
正直、制振効果はRikopinやレジェトレックスと比べると少しだけ劣る印象ですが、価格を考えれば十分な性能だと思います。 「まず1回やってみたい」というお試し用としてはかなり使い勝手がいいです。

第4位:エーモン 音楽計画 ポイント制振材 50×100mm 10枚入

カー用品メーカーとして知名度の高いエーモンの制振材です。 「音楽計画」シリーズは、カーオーディオの音質向上に特化したラインナップで、パッケージに施工のコツも書いてあるのが親切です。
10枚入りと枚数は少なめですが、1枚1枚の品質はしっかりしていて、粘着力も剥がれにくいレベルで安定しています。 国内メーカーならではの信頼感があって、「よく分からないメーカーのは不安」という方にはいい選択です。
ただ、10枚では両ドアのポイント貼りにギリギリ足りないので、2〜3セット買う前提で予算を組んだほうがいいです。 1枚あたりの単価は他の製品より高めなので、コスパ重視の人には割高に感じるかもしれません。

第5位:be on sound レジェトレックスD300-N 330×250mm 6枚セット

「レジェトレックス」はカーオーディオ愛好家の間では定番中の定番です。 元々は業務用として使われていた制振材で、制振性能は今回紹介する5つの中でもトップクラスです。
1枚が330×250mmと大きめなので、ドアの広い面をしっかりカバーできます。 6枚あれば両ドアの内側全面をカバーするのに十分な量です。
ぶっちゃけ、貼った瞬間のドアの「コンコン」音が明らかに変わるので、効果を一番実感しやすい製品だと思います。 ドアを閉めたときの音が「バタン」から「ドムッ」に変わって、高級車みたいな感覚になります。
唯一のデメリットは重さです。 6枚全部貼るとドアが結構重くなるので、パワーウィンドウの動作が遅くなることがあります。 貼りすぎ注意です。

制振材5つを一覧で比較してみた
| 商品名 | タイプ | サイズ | 制振効果の実感度 | 施工しやすさ | コスパ | 初心者向き度 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Rikopin | ロール | 5m×46cm | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| ATHULYA | カット済み | 40×100mm 30枚 | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| ZHUBANG | カット済み | 100×100mm 30枚 | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| エーモン | カット済み | 50×100mm 10枚 | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
| レジェトレックス | シート | 330×250mm 6枚 | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
デッドニングと一緒に用意しておくと作業がはかどるもの
制振材だけあっても施工はできますが、以下のアイテムがあると仕上がりが段違いに変わります。
制振材を鉄板にしっかり密着させるための道具です。 手で押さえるだけだと隙間ができて効果が半減するので、必ず用意してください。 100均のローラーでも代用できます。
ドアの内装パネルを外すときに使います。 マイナスドライバーでやると内装に傷がつくので、専用の樹脂製ツールを使いましょう。 500円前後で買えます。
制振材と合わせて使うと効果倍増です。 制振材で鉄板の振動を止めて、吸音材でドア内部の反射音を吸収するイメージです。 余裕があればぜひ一緒に施工してみてください。

制振材の貼り方で効果が変わる!押さえておくべきコツ
2. ビニールシート(防水シート)を剥がす
3. 鉄板を脱脂する(パーツクリーナーが便利)
4. 振動の大きい箇所に制振材を貼る
5. ローラーでしっかり圧着する
6. 必要に応じて吸音材を追加
7. 内張りを戻す
脱脂は絶対にサボらないでください。 油分が残っていると制振材が剥がれてきて、走行中にカタカタ音が出ることがあります。
全面貼りよりもポイント貼りのほうが初心者にはおすすめです。 ドアの鉄板を指でコンコン叩いてみて、「ボワンボワン」と響く部分に集中的に貼ると少ない材料で効果が出ます。
制振材の種類と仕組みをざっくり理解しておこう

宇佐美
カーオーディオ専門店のインストーラーや制振材メーカーの技術担当への取材をもとに記事を執筆。 DIY派にも分かりやすい情報を届けることを心がけています。


