スティックだけがドラムの演奏道具じゃないんです。 ブラシを使いこなせると表現の幅がグッと広がりますよ!
そもそもドラムブラシって何に使うの?
ドラムブラシは、金属やナイロンの細い線を束ねたスティック状の演奏道具です。 ジャズやバラードなど静かな場面で繊細なサウンドを出したいときに使います。
スネアの上でブラシを擦る「スウィープ奏法」はジャズの定番で、シャーッという独特の音色はスティックでは絶対に出せません。 バラードの伴奏やカフェライブなど、音量を抑えたい場面でも重宝します。

ナイロン製:耐久性が高い、叩き心地がスティック寄り、音量がやや大きめ
ドラムブラシ5選を比較してみた
| 商品名 | メーカー | 素材 | 収納方式 | スウィープのなめらかさ | 握りやすさ |
|---|---|---|---|---|---|
| Pearl 722E | Pearl | ワイヤー | 固定式 | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| PROMARK TB3 | Promark | ワイヤー | 伸縮式 | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| VIC FIRTH VIC-WB | VIC FIRTH | ワイヤー | 固定式 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| Pearl 722C | Pearl | ワイヤー | 押し出し式 | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| Innovative WBR-2 | Innovative Percussion | ワイヤー | 伸縮式 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
ドラムブラシのおすすめ人気ランキング5選
第1位:Pearl ワイヤーブラシ 722E

初めてブラシを買うならこれで間違いないです。 固定式のワイヤーブラシで、スネアの上を擦ったときのシャーッという音がとても自然。 グリップがラバー加工されていて、手汗をかいても滑りにくいのが地味に助かります。
価格が1,000円台前半とかなりお手頃なので、「ブラシってどんなもの?」と試してみたい方の入門用にぴったし。 ただ固定式なのでワイヤーの広がり具合は調整できません。 演奏中にサウンドを変えたい方は伸縮式を検討してみてください。

ブラシ入門の定番!コスパ抜群の固定式ワイヤーブラシ
第2位:PROMARK ブラシ Telescopic Wire Jazz TB3

伸縮式(テレスコピック)でワイヤーの広がり具合を演奏中に変えられるモデルです。 曲の途中でブラシを引っ込めてスティック風に叩いたり、広げてスウィープしたりと、1本で色々な表現ができます。
正直、最初は伸縮操作にもたつきました。 でも慣れてくると曲中での音色チェンジが楽しくなって、もうこのブラシ以外では演奏したくなくなりました。 ジャズセッションをよくやる方に強く推します。

PROMARK ブラシ Telescopic Wire Jazz TB3
演奏中にワイヤーの広がりを変えられる伸縮式モデル
第3位:VIC FIRTH ワイヤーブラシ VIC-WB

スティックでは圧倒的シェアを持つVIC FIRTHのブラシです。 ワイヤーが少し硬めで、スウィープだけでなく叩いたときの音量もしっかり出ます。 ジャズに限らずポップスの静かなパートでも使いやすい印象でした。
ただ、グリップ部分がやや細めなので手の大きい方だと長時間の演奏で疲れるかもしれません。 ぶっちゃけ持ち心地だけならPearlのほうが上だと感じます。 ブランドへのこだわりがある方向けですね。
硬めのワイヤーでしっかりとした音量が出せるモデル
第4位:Pearl ワイヤーブラシ 722C 押し出し式

Pearl 722Eの上位モデルで、押し出し式でワイヤーの長さを調整できます。 グリップ部分を回すとワイヤーが出てくる仕組みで、伸縮式よりもガタつきが少なく安定感があります。
使い始めてすぐ気づいたのが、ワイヤーを短くすると音がタイトになって、長くするとふんわり広がるという音の変化が面白いこと。 難点は、伸縮操作が伸縮式に比べるとワンテンポ遅いところ。 曲中での瞬時な切り替えには向いていないので、曲間で調整するスタイルの方に合います。

ワイヤーの長さを自在に変えられる押し出し式ブラシ
第5位:Innovative Percussion 収納式ワイヤーブラシ WBR-2

あまり聞き慣れないブランドですが、アメリカの打楽器アクセサリーメーカーが作る収納式ブラシです。 ワイヤーの質感がしなやかで、スウィープ時にスネアヘッドへの引っかかりが少ないのが特徴。
正直、日本で使っている人をほとんど見かけないので、情報が少ないのがネック。 ただ実際に使ってみると音色は悪くなくて、「人と違うブラシを使いたい」という方には面白い選択肢です。

Innovative Percussion 収納式ワイヤーブラシ WBR-2
しなやかなワイヤーでなめらかなスウィープが可能
ドラムブラシの基本的な使い方のコツ
ブラシ奏法の基本はスウィープ(擦り)とタップ(叩き)の2つです。 スウィープはコーテッドヘッドのスネア上で円を描くように擦る奏法で、ジャズのバッキングでは必須のテクニック。

ブラシと一緒に揃えておくと便利なドラム用品
ブラシを新しく買うタイミングで、一緒に揃えておくと便利なものがあります。
●筆者:竹内 正樹音楽機材を中心に執筆しているライターです。 今回は楽器店スタッフや現役ジャズドラマーへの取材をもとに、ブラシの選び方と使用感をリサーチしました。


