LEDダウンライトの交換を自分でできるのは電球型とフラットランプ型

led-downlight-koukan ダウンライト
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廊下のLEDダウンライトが1つだけ点かなくなり、電球を替えようと見上げたら、どこが外れるのか分からない。LEDダウンライトの交換を自分でできるかは、その器具が3種類のどれかで決まります。電球を回して外せる電球交換型と、平たいランプを押して回すフラットランプ型は自分で替えられます。何も外れない一体型は天井の電線につながっているので、電気工事士の資格がある人に頼みます。まず電源を切って、電球の部分を軽く回すところから始めてください。

回して外れるか、押して回るかで3種類に分ける

見分け方は、下から見た形と、外れるかどうかの2点です。電球のガラスが見えて回すと外れるなら電球交換型、白い平たい円盤が押して回ると外れるならフラットランプ型、白い反射板の奥にLEDが埋まっていて何も動かないなら一体型です。壁のスイッチを切ってから、軽く回して確かめます。動かない物を無理に回すと反射板が割れるので、そこで止めます。

種類 下から見た形 自分で交換 かかるお金
電球交換型 電球のガラスが見える。反時計回りで外れる できる LED電球1個600〜3,000円
フラットランプ型(GX53) 白い平たい円盤。押して回すと外れる できる ランプ1個2,000〜5,000円ほど
一体型 反射板の奥にLEDの板。回しても外れない できない。電気工事士に頼む 本体2,000〜8,000円+工事費1台3,000〜8,000円

器具の枠の内側に貼ってあるシールも手がかりです。「E17」「E26」の文字があれば電球交換型、「GX53」があればフラットランプ型、「LED一体型」や器具の型番だけなら一体型です。2010年代以降の新築やリフォームは一体型が多く、電球交換型は古い家に多く残っています。

一体型を自分で外すと電気工事士法違反

一体型が自分で替えられないのは、作りの問題ではなく法律の問題です。器具の裏で天井裏の電線に直接つながっていて、この電線を外して新しい器具につなぐ作業は電気工事士法第3条で資格のある人に限られているからです。違反すると第14条で、3か月以下の拘禁刑または3万円以下の罰金の対象になります。

罰則より怖いのは事故です。電線のつなぎが甘いと、天井裏で熱を持って火が出ることがあります。感電も、天井の中は暗くて手元が見えないぶん起きやすいです。火事になれば、無資格の工事が原因として保険が下りないこともあります。

賃貸なら、一体型は設備なので管理会社か大家に連絡します。費用は貸主持ちが普通です。電球交換型の電球を替えるだけなら資格は要らず、賃貸でも自由に替えられます。

電気工事士法第3条と第14条の内容は、2026年9月時点で法令の条文を確かめたものです。刑の名前は2025年の刑法改正で懲役から拘禁刑に変わっています。条文は改正されることがあるので、気になる場合は最新の法令検索で確かめてください。

電球交換型は10分、冷ましてから4つの表示を見る

電球交換型なら、作業そのものは10分で終わります。スイッチを切って10分冷まし、外した電球の口金と、器具の「断熱材施工器具」「密閉器具」「調光器」の表示を見てから電球を買う、この順を守れば失敗しません。買う前に電球を外して持っていくのが、いちばん確実です。

  1. 壁のスイッチを切り、10分待って電球を冷ます
  2. カバーがあれば反時計回りに回して外す
  3. 電球を反時計回りに回して外す。固いときは手袋をして持ち直す
  4. 電球のねじの太さを見る。直径17mmならE17、26mmならE26
  5. 器具の枠のシールで、Sマーク、密閉、調光の表示を確かめる
  6. 表示に合ったLED電球を、時計回りに奥まで回して付ける
  7. カバーを戻してスイッチを入れる

明るさは、元の電球の「40形」「60形」に合わせます。日本照明工業会の目安では、E17の40形相当は440lm以上、60形相当は760lm以上、E26の60形相当は810lm以上です。光の色は、同じ部屋で電球色と昼白色が混ざると目立つので、隣の電球と同じ色にします。

ダウンライトの枠や反射板にSマーク(SB・SG・SGI)があれば、天井の断熱材に囲まれて熱がこもる器具です。必ず「断熱材施工器具対応」のLED電球を選んでください。普通のLED電球を付けると、熱で寿命が縮み、早く暗くなります。カバー付きなら「密閉器具対応」、壁のスイッチがつまみ式なら「調光器対応」も同じく必須です。

ソケットが斜めや横向きに付いている器具は、「斜め取付対応」と書かれた電球を選びます。普通の電球を斜めに付けると、光が片側に寄って暗く見えます。ここまで確かめても点かないときは、奥まで回っていないことがほとんどです。

フラットランプ型は「はめて回す」だけで替わる

3種類目のフラットランプ型は、意外と知られていません。GX53というソケットに平たいLEDランプがはまっていて、カチッとはめてクルッと回すだけで、工具も資格も要らずに替えられます。パナソニックが2019年4月に発売した方式で、それ以降の新築に付いていることがあります。

ランプは明るさが100形と60形、光の色が電球色・温白色・昼白色、光の広がりが拡散と集光で選べます。明るさや色を変えたくなったら、ランプだけ買い替えれば済みます。パナソニックの案内では、ランプに購入日から5年の保証が付きます。

気をつける点は2つです。器具本体を天井に付ける工事は一体型と同じく資格が要るので、自分でできるのはランプの交換だけです。もう1つ、ランプの型番は器具の枠のシールにある「GX53」の後ろの記号で合わせます。合わない物は、はまっても点きません。

一体型は本体に工事費1台3,000〜8,000円と出張費

一体型は本体ごと替えるので、本体代と工事費、それに出張費がかかります。本体は60形相当で2,000〜5,000円、100形相当で5,000〜8,000円、工事費は1台3,000〜8,000円、出張費は業者ごとに0〜2万円が、2026年9月時点で見積もりサイトと照明店が示している目安です。1台だけ頼むと出張費の割合が大きく、5台まとめると1台あたりが安くなります。

頼み先 1台の目安(本体込み) 向く場面
家を建てたハウスメーカー 無料〜20,000円 新築から8年以内。保証で無料になることがある
近所の電気店・工務店 5,000〜12,000円 安く早く。台数が多いときの一括見積もり
ホームセンター・家電量販店 6,000〜12,000円 本体選びと工事の申し込みを1か所で済ませたい
電気工事の専門業者 8,000〜15,000円 調光や人感センサーを足す。吹き抜けなど高い天井

本体を自分で買って取り付けだけ頼む「施主支給」もできます。その場合は、今の器具の埋込穴の直径(75mm、100mm、125mmが多い)と、天井の断熱材の種類に合うSB形かSG形かを確かめてから買います。分からなければ、業者に本体も任せたほうが結局安く済みます。

天井の高さが3mを超える吹き抜けや階段は、脚立や足場の追加料金が2,000〜6,000円ほどかかります。古い器具の処分費も1台500〜1,000円ほど見ておきます。見積もりは2社以上に出して、出張費と処分費が入っているかを見比べてください。

暗くなった・ちらつくは寿命、40,000時間で約10年

一体型は電球が切れるのではなく、少しずつ暗くなって終わります。LEDの定格寿命は40,000時間で、1日10時間なら約11年、暗くなった・ちらつく・点いたり消えたりするが替え時です。日本照明工業会も、10年を超えて使っているなら点検を勧めています。

同じ時期に付けた器具は、同じ時期に寿命が来ます。1つが暗くなったら、残りも1〜2年のうちに続きます。出張費が1回で済むので、切れた1台だけでなく、同じ部屋の器具を一緒に替えるのが安上がりです。

次の10年を考えるなら、替えるときにフラットランプ型か電球交換型を選んでおく手があります。器具の工事は今回だけで、その後のランプ交換は自分でできます。一体型より本体が少し高いぶん、10年後の工事費がかかりません。

資格が無くてもできることは、反射板とカバーのほこりを乾いた布で拭くこと、暗くなった器具を記録しておくこと、次に替える方式を決めておくことです。ほこりが積もると熱がこもって寿命が縮むので、年に1回は拭いてください。

電源を切って軽く回せば、この後やることが決まる

ここまで読んだら、脚立を出す前にやることは決まっています。壁のスイッチを切り、電球の部分を軽く回して、外れるか、押して回るか、動かないかを見る、これだけで自分で替えるか、業者を呼ぶかが決まります。

  1. 回して外れた。電球を持って店へ行き、口金・Sマーク・密閉・調光に合うLED電球を買う
  2. 平たいランプが押して回った。枠のシールのGX53の型番でランプを買う
  3. 何も動かない。同じ部屋の台数を数えて、電気店か量販店に2社以上見積もりを頼む

迷うのは、外れそうで外れないときです。そのときは無理をせず、器具の枠のシールをスマホで撮って、電気店に見せてください。写真1枚で種類が分かり、無駄な電球を買わずに済みます。10分の確認で、工事が要るかどうかがはっきりします。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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