介護用GPSのおすすめ3選!【2026年5月】

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うちの母が物忘れをするようになって、近所のスーパーに行ったきり戻ってこなかった日のこと。
あの日からトラッカー型の見守りグッズを真剣に探しはじめました。今回は実際に介護現場の販売店でヒアリングした内容を交えて紹介します。

きっかけは「ちょっとそこまで」が帰ってこなかった夜

夕方、母が「ティッシュ買ってくる」と言って出かけたきり、1時間経っても戻りませんでした。
近所を3周しても見つからず、警察に連絡しようとした矢先に隣町の交番から電話がきたんです。あのときの心臓のバクバクは今でも忘れません。

三上さん
三上さん
正直、あの日まで「うちの親はまだ大丈夫」と油断してました。トラッカーをカバンに1つ入れておくだけで、こんなに気持ちが楽になるなんて思わなかったです。

それで色々試した結果、専用のGPS発信機(月額の通信費がかかるタイプ)と、AppleやGoogleの探すネットワークを使うトラッカー型、両方を使い比べてみました。
今回はランニングコストがほぼかからず、家族みんなのスマホで位置を共有しやすい後者のトラッカー型を中心に紹介します。

専用GPS発信機との違いは大きく分けて2つあります。トラッカー型は通信費が原則ゼロですが、人通りの少ない田舎では位置の更新が遅れることもあるので注意。住んでいる地域の人口密度を考えて選ぶのが一番のコツです。

介護用見守りトラッカー3選【2026年5月】

第1位:Dyoac エアタグ Android対応 GPS スマートトラッカー OTAG

Dyoac エアタグ Android

Androidユーザーの家族が多いご家庭にちょうど合う1台です。Googleの「デバイスを探す」ネットワークを使うので、家族全員iPhoneじゃなくても位置を共有できるのが本当にありがたい。
父のリュックに入れておいたら、デイサービスから帰る途中でいつもと違うバス停で降りてしまった日も、すぐにスマホで居場所を特定できました。設定アプリの日本語表示が分かりやすく、70代の兄もひとりで初期設定を済ませられたほどシンプルです。

Dyoacの良かった点
Android端末で完結する見守りができ、電池はコイン電池で約1年もちました。ストラップ穴があるのでカバンや杖にも結びつけやすいです。

ただし、Apple探すには非対応なので、家族が全員iPhoneの場合は次に紹介するモデルのほうが向いています。
電池交換が必要な点も、年に1回はカレンダーに印をつけて忘れないようにしています。

第2位:VOCOlinc エアタグ カード型 財布用 超薄 Apple探す対応 VT2202

VOCOlinc カード型エアタグ

「カバンに入れると気づかれて取り出されてしまう」という介護あるあるを解決してくれる、カード型の見守りタグです。
財布の中にスッと入る薄さなので、母にも全く違和感を持たれませんでした。実際に父の財布へ仕込んでおいたら、銀行ATMの場所から動かないアラートが出て「降ろすお金が分からなくなって座り込んでいた」のを早めに迎えに行けたんです。

ユキエさん
ユキエさん
個人的には介護の現場ではこのカード型が一番おすすめです。本人に「ここに入れたよ」と言わずに済むので、プライドを傷つけずに済みますよ。

Apple探すネットワーク対応なので、全国どこでもiPhoneユーザーのすれ違いで位置が更新されます。都市部の検出スピードはマジで最強!!駅前なら数十秒単位で動きが分かります。
なお内蔵電池は交換不可で公称寿命は約2年。寿命がきたら買い替えが前提になる点は理解しておきたいですね。

VOCOlinc エアタグ カード型 財布用 超薄 Apple探す対応 VT2202

財布に違和感なく入る薄さで、本人に気づかれず見守りできます。

第3位:Benlera エアタグ 紛失防止タグ スマートトラッカー Apple探す対応

Benlera エアタグ

価格を抑えてとりあえず見守りを始めたい方にちょうどいいモデルです。本家AirTagと同じApple探すネットワークが使えるのに、コスト負担が小さいのが嬉しいところ。
キーホルダー型なので、母が出かけるとき必ず持つ家の鍵に取り付けています。玄関ドアを開けた瞬間にスマホへ通知がくるよう設定したら、外出のタイミングも把握できるようになりました。

三上さん
三上さん
正直、本家AirTagと比べて精度は若干劣る印象ですが、近所の徘徊を確認する用途なら十分です。複数買って分散させておく使い方がおすすめですね。

正直に言うと、人通りの少ない時間帯の住宅街では位置の更新が10分以上空くこともありました。
でも昼間の商店街や駅前では、本家とほぼ同じスピードで反応してくれます。価格を考えれば文句なしの働きをしてくれる頼れる相棒です。

Benlera エアタグ 紛失防止タグ スマートトラッカー Apple探す対応

価格を抑えながらApple探すネットワークが使えるコスパ重視モデル。

3商品を介護視点で比較した一覧

販売店スタッフから聞いたリアルな声をもとに、独自の介護向け評価を加えた表を作りました。

商品 対応スマホ 本人に気づかれにくさ 都市部での反応速度 田舎での反応速度
Dyoac OTAG Android ★★★☆☆ ★★★★☆ ★★☆☆☆
VOCOlinc VT2202 iPhone ★★★★★ ★★★★★ ★★★☆☆
Benlera タグ iPhone ★★★☆☆ ★★★★☆ ★★☆☆☆

「本人に気づかれにくさ」と「田舎での反応速度」は、私が実家で1ヶ月使い続けてみた体感の評価です。
住んでいる地域がどちらかによって、選ぶべき機種は変わってきます。

シーン別の使い分けアイデア

家の鍵やお財布、カバン、杖など、本人が必ず持って出るアイテムを2〜3個ピックアップして、それぞれにタグを仕込むのが我が家のスタイルです。
1つだけだと「家に置き忘れた」が起きるので、保険として複数箇所に分散させておくのが安心。

介護現場で聞いた使い方
デイサービスのスタッフさんに聞いたところ、靴の中敷きの裏にカード型を貼り付ける方法も人気だそうです。本人は気づかず、家族はいつでも位置を把握できる落としどころが取りやすいとのことでした。
ユキエさん
ユキエさん
靴の中敷き裏に仕込む方法、目から鱗でした!本人のプライドを保ちながら見守れるのが本当にありがたいです。

一緒に揃えたい見守り関連アイテム

トラッカー単体だけでは「家を出たこと」を知るのが遅れます。我が家で組み合わせて使っているアイテムを紹介します。

玄関に貼る人感センサーがあると、母が玄関を開けた瞬間にスマホへ通知がきます。トラッカーと組み合わせると見守りの精度がぐっと上がりますよ。
身元確認カードもおすすめです。認知症であることと連絡先を書いた小さなカードを服のポケットに入れておきます。万一の時に発見した方が連絡しやすくなりますよ。
コイン電池の予備も忘れずに。Dyoacのような電池交換式は、CR2032を1〜2個ストックしておくと安心ですね。100円ショップでも買えますよ。

ちなみに、自治体によっては徘徊感知機器の購入費補助制度があるので、地域包括支援センターに相談してみるのもアリです。
我が家は窓口で教えてもらって、上限1万円まで補助を受けられました。

介護現場からのひとこと
トラッカー型は万能ではありません。山林や人気のないエリアでは更新が遅れます。それでも「居場所が一切わからない」よりはるかに安心。月額0円で始められる見守りとして、まずは試してみる価値はあると思います。
この記事を書いた人
●佐々木 裕子
シニア向け生活雑貨や見守りグッズを得意とするプロライター筆者。今回は地域包括支援センターと福祉用具販売店スタッフへのリサーチ、そして実際に自宅で1ヶ月使い込んだ体験をもとに執筆しました。介護現場のリアルな声を届けることを大切にしています。

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