そもそも49鍵MIDIキーボードって誰が買うべき?
49鍵は「25鍵だと物足りないけど、88鍵は大きすぎる」という人にドンピシャのサイズです。

逆に、指一本でポチポチ打ち込むだけなら25鍵で十分です。 49鍵はデスクの横幅をそこそこ占領するので、スペースに余裕がない人は購入前にメジャーで測っておいてください。
キースイッチ(音源の奏法切り替え)を多用するDTMer
ピアノ経験がある程度あって、ミニ鍵盤だと弾きにくい人
デスクに横幅80cm以上の空きがある人
49鍵MIDIキーボード4機種をガチ比較
| モデル | 鍵盤タイプ | パッド | DAW連携の楽さ | 鍵盤の弾き心地 |
|---|---|---|---|---|
| Roland A-49 | フルサイズ | なし | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
| Novation Launchkey 49 Mk4 | フルサイズ | 16個 | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| Nektar GXP49 | フルサイズ | 4個 | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| Nektar IMPACT LX49 mk3 | フルサイズ | 8個 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
「DAW連携の楽さ」と「鍵盤の弾き心地」は筆者が触った感覚での5段階評価です。 Roland A-49は鍵盤の質感が頭ひとつ抜けていますが、パッドやフェーダーがないので操作の自由度ではNovationに軍配が上がります。

MIDIキーボード49鍵のおすすめランキング4選
第1位:Roland A-49 MIDIキーボードコントローラー

楽器店のMIDIキーボード売り場で「49鍵で迷ったらこれ」と言われるくらいの定番モデルです。 初めて触ったとき、鍵盤の押し心地の良さに驚きました。 シンセサイザーメーカーとして長い歴史があるRolandだけあって、鍵盤のタッチ感は価格帯の中で群を抜いています。
パッドやノブは搭載していないシンプルな構成ですが、その分とにかく「弾くこと」に集中できます。 ピッチベンドとモジュレーションのレバーは付いているので、演奏表現はしっかりカバーしています。
デメリットはパッドがないこと。 ドラムの打ち込みは全部マウスかDAWのステップ入力になるので、ビートメイクをガンガンやりたい人には物足りないです。

鍵盤の弾き心地で選ぶなら不動の定番!
第2位:Novation Launchkey 49 Mk4

もうこれ1台あればDTMの操作はほとんどキーボードから手を離さずにできます!! 16個のRGBパッド、8個のロータリーエンコーダー、9本のフェーダーと、コントロール部がとにかく充実しています。
Ableton Liveとの連携が深いのはもちろん、Logic、Cubase、Studio Oneなど主要DAWにもネイティブ対応しています。 コードディテクター機能で弾いたコードが有機ELディスプレイに表示されるのが地味に便利です。 コード理論を勉強中の人には嬉しい機能です。

デメリットは価格が高め(実売3万円台後半)であることと、多機能ゆえに使いこなすまでに時間がかかる点です。
多機能の極み!フェーダー&パッド全部入り
第3位:Nektar Technology IMPACT GXP49

セミウェイテッド鍵盤を搭載した、弾き心地重視のモデルです。 鍵盤に適度な重さがあって、アコースティックピアノに近いタッチ感を求める人に向いています。
4つのパッド、ピッチベンド&モジュレーションホイールを搭載。 パッドは少なめですがベロシティ対応で、ドラムの簡単な打ち込みには十分です。

デメリットはパッドが4つと少ないことと、知名度がRolandやNovationに比べて低いため、ネット上の情報が少ないこと。 困ったときにググって解決、がやりにくい可能性があります。
セミウェイテッドで弾き応えあり!
第4位:Nektar Technology IMPACT LX49 mk3

Nektarの49鍵モデルで、GXP49よりもコントロール部が充実しているのが特長です。 8つのパッド、9本のフェーダー、8つのノブと、操作子の数はNovation Launchkeyに迫る勢いです。
鍵盤はシンセアクション(軽めのタッチ)なので、GXP49とは弾き心地がかなり違います。 打ち込みメインでサクサク鍵盤を叩きたい人にはこちらが合うと思います。

DAW連携はBitwig、Logic、Cubase、Studio One、GarageBandなど幅広く対応。 Bitwig Studio 8-Trackが付属します。 価格帯が手頃なのも魅力で、49鍵でフェーダー付きがこの値段は正直びっくりしました。
フェーダー&パッド付きでお手頃価格!
49鍵MIDIキーボードで音作りがグッと変わるコツ
49鍵を手に入れたら、まず試してほしいのが「リアルタイム録音」です。 マウスでポチポチ打ち込むのとは別世界の体験ができます。
キースイッチの活用:ストリングスやブラスの音源で、弾きながら奏法を切り替えられます。 49鍵なら演奏用の鍵盤とキースイッチ用の鍵盤を分けて使えるので、25鍵では難しかった表現が可能になります。
コード弾き+ベースライン:左手でベース、右手でコードを弾くスタイル。 49鍵なら4オクターブあるので、この弾き方がしっかりできます。

49鍵と合わせて用意しておきたいもの
49鍵はサイズが大きいので、置き場所や周辺環境も事前に考えておくと失敗しません。
サスティンペダル:ピアノ音源を使うなら必須レベル。 ペダルの有無で表現力が段違いです。 数千円で買えるので一緒に揃えておくべきです。
USBハブ:オーディオIF、MIDIキーボード、外付けストレージを同時接続するときに。 セルフパワー式を選ぶと安定します。

●宇佐美PC周辺機器やDTM機材を中心に記事を書いているライター。 今回は楽器店スタッフへの取材と、実際に49鍵MIDIキーボードを使っているDTMユーザーへのリサーチをもとに記事を執筆しました。

