シード食がメインのインコにとって、ビタミン不足は見逃せない問題です。食事だけでは補いきれない栄養を、ビタミン剤で手軽にカバーしてあげましょう。今回はインコ向けのビタミン剤をピックアップしました。
失敗しないインコ用ビタミン剤の選び方
インコ用のビタミン剤は種類が豊富で、どれを選んだらいいか迷いがちです。愛鳥に合った製品を見つけるために、いくつかのチェックポイントを押さえておきましょう。
含まれているビタミンの種類で選ぶ
インコに必要なビタミンは大きく分けて、水溶性ビタミン(ビタミンB群やビタミンC)と脂溶性ビタミン(ビタミンA、D3、E、K)の2種類です。
シード食のインコに特に不足しやすいのはビタミンAとビタミンD3です。ビタミンAが足りないと粘膜が弱くなり、感染症にかかりやすくなります。ビタミンD3はカルシウムの吸収に関わるため、骨の健康にとても大切です。
総合ビタミン剤を選べば、水溶性と脂溶性の両方をバランスよく摂取できるので安心です。特定の症状が気になる場合は、かかりつけの獣医師に相談して、必要な成分を重点的に補えるものを選んでください。
与えやすさで選ぶ
ビタミン剤には粉末タイプ、液体タイプ、分包タイプなど、さまざまな形状があります。
粉末タイプは飲み水に溶かして使うのが一般的で、コスパが良いのが魅力です。液体タイプは水に混ぜやすく、少量でしっかり栄養を補えます。分包タイプは1回分ずつ小分けになっているので、計量の手間がなく衛生的に使えるのがメリットです。
毎日続けやすい形状を選ぶことが、長期的な健康管理につながります。
安全性と品質で選ぶ
ビタミン剤は毎日与えるものだからこそ、品質にはこだわりたいところです。
鳥専門の獣医師が推奨しているブランドや、動物病院で取り扱いのある製品は信頼度が高いです。海外製の場合は正規輸入品かどうかを確認し、保管環境がしっかりしている販売店から購入しましょう。
【2026年2月】インコ用ビタミン剤の人気おすすめランキング5選
多くの飼い主さんから支持されている、インコ向けビタミン剤をランキング形式で紹介します。
第1位:ネクトン NEKTON-S 35g

鳥用ビタミン剤の代名詞ともいえるドイツ製の総合ビタミン剤で、世界中の鳥飼いさんに愛用されています。
13種類のビタミンに加えて、18種類のアミノ酸、ミネラル、微量元素を配合しています。鳥を診察する獣医師の多くが推奨しており、動物病院でも処方される定番中の定番です。
飲み水に溶かして与えるタイプで、水100mlあたり付属スプーン1杯が目安です。水に溶かすとレモン色に変わるので、きちんと溶けたかが目で確認できるのも便利です。溶かした水は毎日交換し、日光が当たらない場所に水入れを置くようにしてください。
35gサイズはセキセイインコなら約3か月から4か月持ちます。開封後は乾燥剤と一緒に密閉容器に入れて、冷蔵庫で保管するのがベストです。

ネクトンSは鳥飼いさんなら一度は耳にしたことがある、信頼のビタミン剤ですよ!
第2位:トーラス 小鳥の知恵 栄養飲料 30ml

国内メーカーのトーラスが製造する、液体タイプの栄養補助飲料です。
乳酸菌とオリゴ糖をブレンドしており、ビタミン補給だけでなく腸内環境のケアも同時にできるのが大きな特徴です。おなかが弱いインコや、フンの状態が安定しない子にも試しやすい製品です。
飲み水100mlに対して2滴から3滴を加えるだけなので、毎日の水替えのついでに手間なく使えます。液体なので水にすぐ溶けて、色や味の変化も最小限に抑えられています。
コンパクトな30mlボトルですが、1回の使用量がごくわずかなので数か月にわたって使い続けられます。手頃な価格帯なので、ビタミン剤を初めて試す方にもハードルが低いのが嬉しいですね。

数滴たらすだけで使えるから、忙しい朝でも続けやすいですよ!
第3位:とりっぴー バードサプリS 30日分包タイプ

日本製にこだわった鳥類総合ビタミン剤で、1日分ずつ個包装になっている便利なタイプです。
30日分が個別包装になっているので、毎日同じ量を正確に与えられるのが最大のメリットです。粉末を計量する手間がなく、開封のたびに新鮮なビタミンを使えるため、劣化の心配が少ないのも嬉しいポイントです。
国内生産で品質管理がしっかりしており、鳥専門店やYahoo!ショッピングのランキングでも上位に入る人気製品です。
飲み水に溶かして使うタイプで、1包を水に入れるだけなので準備がとても楽です。セキセイインコからオカメインコまで幅広い鳥種に対応しています。ビタミンの分解を防ぐため、溶かした水は半日を目安に交換してください。
旅行や帰省時にも個包装なら持ち運びがしやすく、出先でも普段と同じケアができます。

個包装だから計量いらずで、お出かけのときにもサッと持っていけますね!
第4位:黒瀬ペットフード 大地と海の実り 25g

国産素材にこだわった、食べるタイプのビタミンとミネラルの補助食品です。
昆布や牡蠣殻、野菜パウダーなど自然由来の原材料をベースにしており、化学合成のビタミン剤に抵抗がある方にもおすすめできる製品です。天然の食材から栄養を摂れるという安心感が、多くの飼い主さんに支持されています。
シードに混ぜて与えるタイプなので、水の味が変わるのを嫌がるインコでも問題なく食べてくれます。粒が小さくてシードに馴染みやすいため、選り好みされにくいのもポイントです。
25gのコンパクトサイズですが、1回の使用量が少ないので意外と長持ちします。国内メーカーの黒瀬ペットフードが製造しており、原材料の産地にまでこだわった丁寧なものづくりが特徴です。
ビタミンとミネラルをバランスよく補いたいけれど、できるだけナチュラルな製品を選びたいという方にぴったりの一品です。

自然由来の原材料で安心感がありますね。うちの子もよく食べてくれました!
第5位:SANKO リキッドエイド マルチビタミン 60ml

三晃商会(SANKO)が手がける、液体タイプのマルチビタミンサプリメントです。
飲み水に数滴混ぜるだけで複数のビタミンを一度に補給できる手軽さが魅力です。60mlのボトルで、小鳥なら数か月にわたって使い続けられます。
三晃商会は小動物や鳥用品で国内トップクラスの実績を持つメーカーで、品質面での信頼感があります。ペットショップやホームセンターでの取り扱いも多いため、手に入りやすいのもメリットです。
液体なので水への溶けやすさは抜群で、水の色や味が大きく変わらないのもポイントです。繊細なインコでも抵抗なく飲んでくれることが多いです。
体調管理の一環として、日常的にマルチビタミンを取り入れたい方におすすめの製品です。使い方がシンプルなので、サプリメント初心者の方でも扱いやすいでしょう。

SANKOは鳥用品で有名なメーカーなので、安心して使えますよ!
インコ用ビタミン剤の上手な使い方と注意点
ビタミン剤はただ与えればいいというものではなく、正しい使い方をすることで効果を最大限に引き出せます。ここでは日々の使い方で押さえておきたいポイントを紹介します。
水に溶かすタイプのビタミン剤は、必ず新鮮な水に溶かして毎日取り替えてください。ビタミンは水に溶かした時点から徐々に分解が始まります。朝に新しく作り、夜には捨てるというサイクルが理想的です。特に気温が高い時期は雑菌も繁殖しやすいので、こまめな交換を心がけましょう。
パウダータイプや食べるタイプのサプリは、シードの上から軽くまぶして与えます。入れすぎるとシードの風味が変わって食いつきが落ちることがあるので、最初はごく少量から始めるのがコツです。インコが嫌がらなければ、少しずつ規定量まで増やしていきましょう。
液体タイプは1滴ずつ正確に量れるのがメリットですが、ボトルの口元を清潔に保つことが重要です。使用後はティッシュで口元の液を拭き取ってからキャップを閉めると、カビの発生を防げます。
ビタミン剤の効果はすぐに目に見えるものではありませんが、2週間から1か月ほど継続すると、羽のツヤが良くなったり、元気に活動する時間が増えたりといった変化を感じられることがあります。焦らず毎日コツコツと続けることが大切です。
ビタミン剤と一緒に揃えておきたいインコケアアイテム
ビタミン剤で内側からの栄養を補うのと合わせて、インコの健康を総合的に支えるアイテムも揃えておくと安心です。
まずはカルシウム補給のためのボレー粉やカットルボーンです。ビタミンD3がカルシウムの吸収を助けてくれるので、ビタミン剤とカルシウム源を組み合わせることで相乗効果が期待できます。ボレー粉はカキの殻を砕いたもので、小さな別容器に入れてケージに取り付けておくと好きなときにかじれます。かじるのが苦手な子にはカットルボーンがおすすめで、こちらは柔らかくて食べやすい素材です。
新鮮な青菜を与えるための青菜ホルダーも便利なアイテムです。小松菜やチンゲン菜はビタミンAの補給源としても優秀なので、ビタミン剤と青菜のダブルでケアするのが理想的です。青菜ホルダーがあれば、葉物野菜をケージの壁面にしっかり固定できて衛生的です。
体重チェック用のデジタルスケールもぜひ持っておきたいアイテムです。0.1g単位で計測できるキッチンスケールがあれば、毎朝の体重を記録できます。体重の変動はインコの健康状態を映す鏡なので、ビタミン剤の効果を確認するためにも定期的な計測が役立ちます。

ボレー粉とビタミン剤の組み合わせは、シード食のインコには欠かせないコンビですね!
サプリメントの保管に使える密閉容器やジッパー付き保存袋もあると便利です。ビタミン剤は湿気と光に弱いため、開封後はしっかり密閉して冷暗所で保管するのが基本です。乾燥剤を一緒に入れておくと、さらに品質を長く保てます。
インコの栄養と健康に関する知っておきたい豆知識
インコの栄養管理をより深く理解するために、覚えておくと役立つ情報を紹介します。
インコが必要とするビタミンの中で、ビタミンAは特に重要度が高い栄養素です。ビタミンAが不足すると、口腔内や気管の粘膜が弱くなり、白い粒状のものができることがあります。これは感染症のリスクを高める原因にもなるため、シード食のインコは意識してビタミンAを補給してあげることが大切です。
ヨウ素(ヨード)不足も見落とされがちな問題です。セキセイインコに多い甲状腺の肥大は、ヨウ素不足が原因のひとつとされています。ネクトンSなどヨウ素を含むビタミン剤を使うことで、この問題をケアできます。
季節ごとの栄養管理も意識しておきましょう。冬場は室温維持のためにエネルギーを多く消費するので、カロリー源となるシードの量を少し増やしてあげると良いです。夏場は水をたくさん飲むため、水に溶かすタイプのビタミン剤は規定より少し薄めに調整するのもひとつの方法です。
年齢によっても必要な栄養バランスは変わります。若鳥は成長期なのでカルシウムやたんぱく質が特に重要です。シニア期のインコは消化機能が低下する傾向があるため、液体タイプや消化しやすい形状の製品が向いています。
定期的な動物病院での健康診断を受けることも忘れないでください。血液検査で栄養状態をチェックできるので、ビタミン剤の種類や量を見直すきっかけになります。愛鳥と長く元気に暮らすために、日々の食事とビタミン剤をバランスよく組み合わせていきましょう。







