通販で全身鏡を探していると、「姿見」と書かれた商品と「全身鏡」と書かれた商品が並んでいて、どちらを選べばいいのか迷いますよね。
先に答えを書くと、全身鏡と姿見に中身の違いはありません。
選ぶときに見るべきなのは呼び方ではなく、鏡の高さと幅、それに置き方です。
ここでは、身長から必要な鏡の大きさを出す方法と、買う前に家で確かめる手順を紹介します。
全身鏡と姿見の違いは呼び方だけ
全身鏡と姿見は、どちらも頭から足元まで全身を映すための大きな鏡のことで、違いは呼び方だけです。
国語辞典でも、姿見は「全身をうつして見ることのできる大型の鏡」と説明されています。
全身鏡は、その意味を言葉どおりに表した呼び方です。
姿見は昔からの呼び方で全身鏡やスタンドミラーは売り場の呼び方
姿見は、大きな鏡が家具として使われ始めたころからある昔ながらの呼び方です。
一方で、通販サイトや家具店では「全身鏡」「全身ミラー」「スタンドミラー」と書かれることが多いです。
商品名には「全身鏡 姿見 スタンドミラー」のように、いくつもの呼び方がまとめて入っているものがよくあります。
手鏡や洗面台の鏡とは映る範囲が違う
鏡という言葉には、手鏡や卓上の鏡も入ります。
全身鏡や姿見と呼ばれるのは、そのうち全身を映せる縦に長い鏡だけです。
顔や上半身だけを見る鏡とは、高さがまったく違います。
全身鏡や姿見の高さは身長の半分あれば全身が映る
壁に掛ける全身鏡なら、鏡の高さは身長の半分あれば頭から足元まで映ります。
鏡から離れても近づいても、全身を映すのに必要な鏡の高さは身長の半分のまま変わりません。
そのため、身長160cmの人なら高さ80cmの鏡でも、取り付ける位置が合っていれば全身が収まります。
ただし、これはぎりぎり映る大きさです。
靴を履いたときや、家族で身長が違うときのことを考えると、身長の半分に20cmほど足した高さがあると使いやすいです。
全身鏡の上の端は身長と同じ高さに合わせる
壁に掛ける場合は、鏡の上の端を自分の身長と同じ高さにします。
下の端は「身長÷2−20cm」くらいにしておくと、足元まで余裕を持って映ります。
| 身長 | ぎりぎり映る鏡の高さ | 余裕のある鏡の高さ | 壁に掛けるときの下の端 |
|---|---|---|---|
| 150cm | 75cm | 95cm | 床から55cm |
| 160cm | 80cm | 100cm | 床から60cm |
| 170cm | 85cm | 105cm | 床から65cm |
| 180cm | 90cm | 110cm | 床から70cm |
家族で使う姿見なら、いちばん背の高い人に上の端を合わせ、いちばん背の低い人に下の端を合わせます。
姿見の幅は30cmで正面が映る 横向きも見るなら45cm
正面を向いて立つだけなら、幅30cmの鏡で体は収まります。
横を向いたときのシルエットや、腕を広げたときの服の形まで見たいなら、45cm以上あると安心です。
全身鏡の置き方は4種類で違いが出る
全身鏡や姿見を選ぶときに本当に差が出るのは、壁掛け、立てかけ、スタンド、ドア掛けの4つの置き方です。
壁掛けの全身鏡は場所を取らずにゆがみも少ない
壁にしっかり固定するので、鏡がまっすぐ立ち、映る姿もゆがみにくいです。
床の場所を使わないため、狭い玄関や廊下にも向いています。
気をつけたいのは、壁にねじや金具を付ける必要があることです。
賃貸の部屋では、壁に穴を開けてよいか先に確かめておきましょう。
立てかけの姿見は大きいサイズでも置ける
壁に寄りかからせて置くだけなので、取り付けの作業がいりません。
大きなサイズの姿見でも、置く場所さえあれば使えます。
一方で、下がすべると倒れることがあるため、すべり止めは必ず付けておきたいところです。
スタンドの全身鏡は部屋の中で動かせる
脚が付いていて自立するので、壁の近くでなくても置けます。
使うときだけ明るい窓ぎわに動かす、といった使い方ができます。
脚のぶんだけ床の場所を取るので、奥行きを先に測っておくと安心です。
ドア掛けの姿見は穴を開けずに使える
ドアの上にフックを引っかけて使うので、壁を傷つけません。
クローゼットや部屋のドアの裏を使えば、置き場所が無い部屋でも全身鏡を置けます。
ドアを開け閉めするたびに鏡が揺れるので、下の部分を固定するパーツがあるかを見ておきましょう。
スタンドや立てかけの全身鏡は角度で映り方が変わる
床に置く全身鏡は、上を少し後ろに倒して立てるため、壁掛けと同じ高さでも映る範囲が変わります。
上を後ろに倒すと、足元の床まで広く映るようになります。
その代わり、頭の上の余白は少なくなります。
鏡に近づきすぎると、頭が切れてしまうこともあります。
床置きの姿見は1mほど離れて使える場所を作る
床に置く全身鏡は、鏡から1mほど離れて立てる場所があると全身を見やすいです。
狭い場所に置くと、鏡に近づきすぎて頭か足が切れてしまいます。
置く前に、鏡の前に立つ場所がどれくらい取れるかを測っておきましょう。
床置きなら身長の半分より大きめの姿見を選ぶ
角度が付くぶん、壁掛けよりも映る範囲が読みにくくなります。
床に置く場合は、身長に関係なく高さ120cm以上の姿見を選んでおくと、立つ位置を気にせずに使えます。
全身鏡を買う前に家で映り方を確かめる5つの手順
買う前にマスキングテープとメジャーで鏡の大きさを壁に写しておくと、届いてから「映らない」となるのを防げます。
手順1 置き場所を決める
玄関、寝室、クローゼットの前など、毎日使う場所を1つ決めます。
出かける前に使うなら玄関、着替えのときに使うなら寝室が便利です。
手順2 鏡の上の端と下の端にテープで印を付ける
上の端は自分の身長の高さに、下の端は表の「下の端」の高さに、マスキングテープを貼ります。
床に置く姿見なら、床からその商品の高さのところに印を付けます。
手順3 幅のところにも印を付ける
選びたい商品の幅に合わせて、左右にもテープを貼ります。
テープで囲んだ四角が、鏡の大きさになります。
手順4 鏡の前に立つ場所を測る
テープの前から1mほど下がった位置に立てるかを確かめます。
ベッドや机が近くにあって下がれない場合は、置き場所を考え直します。
手順5 ドアや通り道に当たらないか見る
ドアを開けたときに鏡に当たらないか、人が通るときに体がぶつからないかを確かめます。
スタンドの全身鏡なら、脚の奥行きのぶんも床にテープで印を付けておきましょう。
子どもやペットがいる家の姿見は飛散防止付きを選ぶ
床に置く全身鏡は倒れたり物がぶつかったりしやすいので、飛散防止加工の付いた姿見を選んでおくのがおすすめです。
飛散防止加工は、鏡の裏にフィルムを貼って、割れたときにガラスが飛び散りにくくしたものです。
ガラスではなくフィルムを張った「割れない鏡」もあります。
割れない鏡は軽いので、壁に掛けるときの負担も小さくなります。
ただし、枠がゆがむと映る姿もゆがむので、しっかりした壁に固定して使いましょう。
全身鏡と姿見で迷ったら高さと置き方だけ決めればいい
全身鏡と姿見は呼び方が違うだけなので、身長に合った高さと、部屋に合った置き方の2つを決めれば選べます。
壁に掛けるなら身長の半分に20cmを足した高さ、床に置くなら高さ120cm以上を目安にしましょう。
まずは置きたい場所へマスキングテープを貼ってみると、必要な全身鏡の大きさがはっきりします。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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