LEDダウンライトを自分で交換できるかは、ダウンライトの種類で決まります。電球を回して外せる「電球交換型」なら、電球を自分で替えられます。電球が外れず、LEDと器具が一つになった「LED一体型」は、天井の配線に直接つなぐ器具なので、交換には電気工事士の資格が必要で、資格の無い人が外して付けるのは電気工事士法で禁じられています。一体型は電気店か工務店に頼み、本体代のほかに1台あたり数千円の工事費がかかります。以下、見分け方、電球交換型の替え方、一体型を頼むときの費用、向く3点、よくある疑問を、疑問に答える形で書きます。
自分のダウンライトはどっち?見分け方は?
天井のダウンライトを下から見て、2つの点で見分けます。電球のガラスの部分が見えていて、カバーや電球を反時計回りに回すと外れるなら電球交換型、白い反射板の奥にLEDの板が一体で埋め込まれていて、回しても何も外れないならLED一体型で、2010年ごろより前の家は電球交換型、それ以降の新築やリフォームはほとんどが一体型です。器具の枠の内側に貼ってあるシールに「LDA」「E17」「E26」と書かれていれば交換型、「LED一体型」「LEDユニット」「LGB」「LSEB」などの器具の型番だけなら一体型です。分からないときは、電源を切ってから電球の部分を軽く回してみて、動かなければ無理に回しません。
| 種類 | 見た目 | 自分で交換 | 費用 |
|---|---|---|---|
| 電球交換型 | 電球のガラスが見える。回すと外れる | 電球を替えられる | 電球1個1,000〜2,500円 |
| LED一体型 | 反射板とLEDが一つ。回しても外れない | できない(電気工事士の資格が要る) | 本体2,500〜8,000円+工事費1台3,000〜8,000円 |
一体型はなぜ自分で交換してはいけないの?
LED一体型は、器具の裏で天井裏の電線(VVFケーブル)に直接つながっています。この電線を外して新しい器具につなぐ作業は電気工事士法の「電気工事」にあたり、第二種電気工事士以上の資格が無い人が行うと法律違反で罰則の対象になり、感電や、つなぎ方の不良で天井裏から火が出る危険もあるので、器具の交換は資格のある人に頼みます。電球交換型の電球を替えるのは「電気工事」ではないので、資格は要りません。賃貸の場合は、電球交換型でも管理会社か大家に一言伝えてから替えると、退去のときにもめません。
電球交換型は、どうやって替えるの?
電球交換型なら、次の順で自分で替えられます。1つ目、壁のスイッチを切って10分待ち、電球を冷ます。2つ目、カバーがあれば反時計回りに回して外し、電球も反時計回りに回して外す。3つ目、外した電球の口金(E17かE26)と、器具のシールにある「断熱材施工器具(SB・SGI・SG形)」「密閉器具」「調光器」の表示を確かめる。4つ目、その表示に対応したLED電球を選び、時計回りに回して付ける。5つ目、カバーを戻してスイッチを入れる。ダウンライトは天井の断熱材に囲まれて熱がこもるので、「断熱材施工器具対応」と書かれたLED電球でないと寿命が短くなり、早く暗くなります。調光器の付いた部屋は「調光器対応」の電球でないとちらつきます。
口金と形はどう選ぶの?
| 確かめる点 | 見る場所 | 選び方 |
|---|---|---|
| 口金 | 外した電球のねじの太さ | 直径17mmならE17、26mmならE26 |
| 明るさ | 元の電球のW数 | 40W形→40形相当のLED、60W形→60形相当 |
| 形 | 器具の奥行き | ミニクリプトン形(小形)なら同じ形。斜めに付く器具は「斜め取付」対応 |
| 断熱材施工器具 | 器具のシール(SB・SGI・SG) | 「断熱材施工器具対応」のLED電球 |
| 密閉器具 | カバーの有無 | カバー付きなら「密閉器具対応」 |
| 調光器 | 壁のスイッチがつまみ式か | つまみ式なら「調光器対応」 |
ダウンライトの電球で一番多い間違いは、断熱材施工器具に普通のLED電球を付けて1年で暗くなることと、E17の器具にE26を買ってしまうことで、外した電球を持って店に行くか、口金の直径をものさしで測ってから買えば防げます。同じ部屋のダウンライトは同じ電球色か昼白色でそろえると、色の差が出ません。
一体型を替えるとき、いくらかかるの?
一体型は本体ごと替えるので、本体代と工事費がかかります。本体はパナソニックや東芝の60形相当で2,500〜5,000円、100形相当で5,000〜8,000円、工事費は電気店で1台3,000〜8,000円が目安で、5台以上を一度に頼むと1台あたりの工事費が下がり、出張費が1回で済むので、切れた1台だけでなく同じ時期に付けた器具を一緒に替えるのが安く済みます。頼み先は、家を建てた工務店、近所の電気店、家電量販店の工事の窓口で、量販店は本体を買うと工事を手配してくれます。一体型の寿命は40,000時間で、1日5時間なら20年ほどですが、暗くなったりちらつき始めたら替え時です。
一体型でも自分でできることは?
資格が無くてもできることは3つあります。反射板とカバーのほこりを乾いた布で拭くこと、壁のスイッチを調光器から普通のスイッチに替えたいときに電気店に頼む判断をすること、そして次の交換で電球交換型に替えてもらい、以後は自分で電球を替えられるようにすることです。一体型から電球交換型のダウンライトに替える工事も資格が要りますが、一度替えれば、その後の電球交換は自分でできます。
向く3点
電球交換型に使うLED電球2つと、工事で替える一体型の本体を1つ選びました。価格は2026年9月19日時点のAmazonの表示です。
パナソニック パルック LED電球 E17 40形
パナソニックのミニクリプトン形で、ダウンライトの条件に全部対応した電球です。E17の40W形相当、電球色で広配光、断熱材施工器具と密閉器具に対応し、1個入りで価格は約1,320円です。E17の電球交換型ダウンライトを1個ずつ替える人に向きます。
アイリスオーヤマ LED電球 E17 40形 2個
アイリスオーヤマのE17で、2個入りで安く替えられる型です。E17の40W形相当、440lmの電球色で広配光、密閉器具に対応し、2個入りで価格は約1,180円で1個あたり約590円です。廊下やトイレのE17ダウンライトを何個も替える人に向きます。断熱材施工器具の表示は箱で確かめてください。
パナソニック 一体型ダウンライト LSEB9502KLB1
パナソニックの一体型で、電気店に頼んで替えるときの本体です。埋込穴100mm、60形相当の5.6Wで電球色、浅型で高気密SB形なので断熱材のある天井に付けられ、価格は約2,586円です。工事を頼む前に本体を自分で用意して費用を抑えたい人に向きます。取り付けは資格のある人に頼んでください。
よくある疑問
| 疑問 | 答え |
|---|---|
| 一体型を自分で替えたら罰則がある? | 電気工事士法違反で罰則の対象。火事になれば保険が下りないこともある |
| 工事費はどこが安い? | 家電量販店の工事は1台3,000円前後が多い。台数が多いなら電気店に一括で見積もる |
| 電球交換型のLED電球が点かない | 奥まで回っていないことが多い。調光器の部屋なら対応品か確かめる |
| 一体型が1つだけ暗い | 寿命の近づき。同じ時期の器具も続けて切れるので、一緒に替える |
| 賃貸の一体型が切れた | 管理会社に連絡。設備なので費用は大家持ちが普通 |
| 電球交換型に戻したい | できる。工事は要るが、その後は自分で電球を替えられる |
LEDダウンライトは、電球が回して外れる電球交換型なら自分で電球を替えられ、外れない一体型は電気工事士の資格が要るので電気店に頼みます。電球交換型は、スイッチを切って冷まし、口金と断熱材施工器具と密閉器具と調光器の表示を確かめて対応した電球を選べば10分で終わり、一体型は本体2,500〜8,000円と工事費1台3,000〜8,000円で、同じ時期の器具をまとめて頼むと安く済みます。まず、電源を切ってから電球の部分を軽く回し、外れるかどうかで自分のダウンライトの種類を確かめてください。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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