ふるさと納税の冷凍肉、まとめ買いした業務用食材、家庭菜園の収穫物など、家の冷凍庫だけでは入りきらない家庭が増えています。 今回は家電量販店への取材と実機チェックをもとに、上開き式チェストフリーザーを5モデル紹介します!
チェストフリーザーが向いている家庭の特徴
まず前提として、チェストフリーザー(上開き型の冷凍庫)は庫内の冷気が逃げにくい構造で、電気代が比較的安く、長期保存に向いた製品です。 冷凍食品や肉の買いだめが多い家庭、釣り好きでお魚を捌いて保存する方、ふるさと納税の返礼品が多く届く家庭にしっかりハマります。
冷蔵庫の冷凍室がいつもパンパンになっている方、週末にまとめて作り置きをする方、アイスが家から切れないタイプの方も幸せになれます。 奥行が省スペース設計のモデルも増えていて、キッチンの隣や廊下、パントリーに置けるサイズ感のものが選べるようになっています。

購入前に確認したい5つの軸
家電量販店のスタッフにヒアリングしたところ、買った後のトラブルで多いのが「置き場所が確保できなかった」「電気代が想定より高かった」の2つでした。 買う前にチェックしたい5軸をまとめます。
1 容量(100L台〜300L台までさまざま)
2 本体サイズ(設置場所の奥行と扉の開閉高さ)
3 冷却方式(直冷式が大半、霜取り作業が要る)
4 温度調節段数(マイナス18度〜マイナス28度の幅)
5 鍵の有無(小さい子がいる家庭やストックを守りたい方向け)
容量は「家族人数×50L」を目安に
ざっくりした目安として、2人暮らしなら100〜150L、4人家族なら200〜250L、大家族や業務用途で300L前後が選び方のスタート地点です。 冷凍食品の箱やアイスの量を思い出して、それが入るボリューム感をイメージすると失敗が減ります。
直冷式は霜取りがマスト
チェストフリーザーの多くは直冷式で、年に1〜2回の霜取り作業が必要になります。 庫内を空にして電源を切り、氷が溶けるのを待つだけですが、溶けた水の処理のために受け皿やタオルの用意が必要です。

チェストフリーザーのおすすめ5選
第1位:OSJ 冷凍庫 198L 上開き 7段階温度調節 鍵付

OSJの198Lモデルは、家庭用として人気の中容量帯で、7段階の温度調節と鍵付きの仕様が光るモデルです。 マイナス18度から段階的に温度を下げられるので、冷凍食品の保存から急速冷凍まで対応できます。
家電店で実機を見せてもらった時、ふたの閉まり方にしっかり重みがあって「空けっぱなし事故」が起こりにくい印象でした。 鍵付きなので、小さいお子さんがいるご家庭で誤開放を防げるのも嬉しい要素です。
家族4人までの王道中容量モデル
第2位:MAXZEN 冷凍庫 254L 上開き 鍵付き JF254ML01WH

MAXZENは国内の格安家電メーカーで、254Lの大容量モデルが家庭用ボリュームの中では上限クラスです。 5人家族や、業務用ストックを自宅で扱う方(飲食店、美容院の物販、シェア型ガレージなど)に向いています。
店員さんが話していた実用情報として「ふるさと納税のマグロ大ブロックも悠々入る」というのが印象的でした。 家族で返礼品ガチ勢の方には悩まず大容量、という選び方もアリです。
横幅があるので、設置場所のスペースは事前に必ず実測してください。 ふた全開時の高さもあるので、上に吊り戸棚がある場所だとふたが開ききらない場合があります。
返礼品ガチ勢にも対応する254L大容量
第3位:ハイアール 冷凍庫 142L 上開き 直冷式 JF-HSC14A

ハイアールは世界的な大手家電メーカーで、日本の家庭向けに使いやすいサイズ感で展開しています。 142Lは2〜3人暮らしのご家庭にちょうど良く、設置のハードルが一番低いのがこのモデルの狙い目です。
メーカーのサポートデスクにリサーチしたところ、「初めてのチェストフリーザーで悩む方には、まずこのサイズを勧めている」とのこと。 大きすぎるサブ冷凍庫を買って後から失敗するケースが多く、最初は控えめから始める選び方が現実的です。
2〜3人暮らしの最初の1台に
第4位:COMFEE 冷凍庫 198L 上開き 温度調節6段階 静音 RCC199WH(E)

COMFEE(コンフィー)は中国の大手家電メーカーで、家庭用フリーザーの価格帯が一段お得なメーカーです。 198L・温度調節6段階・静音設計の組み合わせで、OSJより若干安めの価格帯でラインナップされています。
販売員によれば「夜の運転音がほぼ気にならないレベル」とのこと。 寝室の近くや、ワンルームでの生活動線に配置したい方にとって静音設計はかなり効くポイントです!!

静音設計で寝室近くでも使いやすい
第5位:simplus 冷凍庫 199L 上開き バスケット2個付き 鍵付き SP-199LUPD

simplusの199Lモデルは、バスケット2個付きで小分け収納がラクなのがポイントです。 チェスト型の最大の悩み「底のものが取り出しにくい」を、バスケットで上下の階層分けにすることで解消しています。
使い勝手をヒアリングした方によれば、「よく使うアイスとストック肉をバスケットに分けると、探し物の時間が激減する」とのこと。 これは他メーカーにはあまりないユニークな価値提案です。
バスケット2個で取り出しやすい199L
独自評価で見比べる5モデル比較
販売員ヒアリングと家電店の試用で感じた独自評価を、生活者目線の指標で表にしました。
| モデル | 容量 | 静音性 | 取り出しやすさ | 家族人数の目安 |
|---|---|---|---|---|
| OSJ 198L | 198L | 星3 | 星3 | 3〜4人 |
| MAXZEN 254L | 254L | 星3 | 星3 | 5人〜 |
| Haier 142L | 142L | 星4 | 星3 | 2〜3人 |
| COMFEE 198L | 198L | 星5 | 星3 | 3〜4人 |
| simplus 199L | 199L | 星3 | 星5 | 3〜4人 |
置き場所と電気代を抑える使い方のコツ
設置と運用で気を付けると、庫内の冷え方と電気代がかなり変わります。 家電量販店のスタッフがよく案内するコツを紹介します。
壁から10cm以上離して設置する
背面と壁がピッタリ接していると、放熱が妨げられて電気代が跳ね上がります。 左右・背面は10cm以上、天井側も20cm程度のスペースを空けて設置してください。
庫内の詰め込みは8割を目安に
満杯に詰め込むと冷気が回らず、奥の食材が冷えにくくなります。 とはいえ、スカスカすぎると冷気がすぐに逃げるので、8割くらいの埋まり具合が冷却効率のスイートスポットです。
合わせて揃えたい周辺アイテム
チェストフリーザーを買うと同時に、関連する細かい備品を揃えると運用が楽になります。 予算に余裕があれば同時購入がおすすめです。
冷凍保存袋(ジップ付きの厚手タイプ)
ラベルシール&油性ペン(保存日を書く)
仕切りボックス(バスケット付き以外のモデル用)
キャスター付きの台(引き出して霜取りする時にラク)
防振マット(1階の騒音対策に)
キャスター付きの台は地味に便利で、霜取り作業の時に本体ごと動かせるので掃除が一気にラクになります。 1階に置く方で階下への振動が気になる方は防振マットもセットで揃えると心配が減ります。
●佐々木 裕子家電製品とキッチン回りの暮らし提案を得意とするプロの筆者。 今回は家電量販店2店舗の販売員への取材と、メーカーサポートへのリサーチをもとに執筆しました。 読者の生活シーンに即した選び方を心がけてお届けしています。


