曲を作ってみたい!と思ったとき、まず必要になるのがDAWソフトです。 でも種類が多すぎて、どれを選べばいいのか迷いますよね。 今回は初心者でも扱いやすいDAWソフトを5つ紹介します!
DAWソフトを買う前に確認しておきたい3つのこと
DAWソフトは安い買い物ではないので、購入前にいくつか確認しておくと安心です。

自分のパソコンのスペックが足りているか、これだけは先に調べておいてください。 買ってから動かなかったら泣けます。
まずはOSの確認です。 WindowsかMacかによって使えるDAWが変わります。 Logic ProはMac専用ですし、一部のDAWはWindowsのみ対応だったりします。
次に、メモリとストレージの空き容量です。 DAWソフト本体だけでなく、音源やプラグインもインストールするので、最低でも8GB以上のメモリと50GB以上の空き容量は欲しいところです。

あと、自分がどんなジャンルの曲を作りたいのかも考えておくといいです。 EDM寄りかバンド系かで合うソフトが変わってきます。
- 対応OSの確認(Windows / Mac)
- メモリ8GB以上、ストレージ50GB以上の空きがあるか
- 作りたい音楽ジャンルの方向性
初心者向けDAWソフトのおすすめ5選
第1位:Steinberg Cubase Artist 15 通常版

初めてCubaseを立ち上げたとき、正直メニューの多さにちょっとビビりました。 でも触っていくうちに「あ、ここでこうすればいいんだ」と分かってくる瞬間があって、そこからは一気にハマりました。
国内シェアトップクラスのDAWなので、困ったときにYouTubeやブログで情報がすぐ見つかるのが本当に助かります。 ボーカロイドとの連携もスムーズなので、ボカロPを目指す方にも向いています。

正直、初心者のうちはArtistグレードで十分すぎます。 Proとの差が気になるのは相当作り込むようになってからですね。
Steinberg Cubase Artist 15 通常版
国内シェアNo.1のDAW。MIDI編集の充実度は随一
第2位:Image-Line FL STUDIO Signature 解説本PDFバンドル

FL STUDIOはEDMやヒップホップ系の曲を作りたい人に超超超おすすめです!!! ビートの組み立てが直感的で、ドラムパターンを並べていくだけでそれっぽいトラックがすぐ出来上がります。
開封して最初にPDF教材が付属しているのを見たとき「これは親切だな」と思いました。 DAWの入門書って意外と高いので、セットで付いてくるのはありがたいです。
最大の魅力はライフタイム無料アップデートです。 一度買えば今後のバージョンアップがずっと無料なので、長い目で見るとかなりお得です。 ただ、日本語の情報がCubaseほど多くないので、英語の動画を見る覚悟は少し必要かもしれません。

UIがちょっと独特なので、他のDAWから乗り換えると最初は戸惑うかも。 でも慣れると手放せなくなる人が多い印象です。
Image-Line FL STUDIO Signature 解説本PDFバンドル
ライフタイム無料アップデート対応。EDM制作に強い
第3位:Ableton Live12 Standard 通常版

Ableton Liveは海外のプロデューサーに人気が高いDAWです。 セッションビューという独自の画面があって、ループを並べながらリアルタイムに曲を組み立てていけます。
使ってみて驚いたのは、ワープ機能の精度の高さです。 テンポの違う素材を放り込んでも自動で同期してくれるので、サンプリング主体の曲作りがめちゃくちゃ楽になります。 ライブステージでの使用を想定した設計なので、DJプレイやリアルタイム演奏にも向いています。

ぶっちゃけ、画面のデザインが地味なので最初はテンション上がりにくいかもしれません。 でも使い込むほど「よく考えられてるな」と感じる設計です。
ループベースの制作に強い。ライブ演奏にも対応
第4位:INTERNET Singer Song Writer Lite 10 初心者向けDAW

国産メーカーINTERNET社のDAWで、メニューやヘルプが全て日本語なのが安心です。 「鼻歌入力」という機能があって、マイクに向かって歌うとそれをMIDIデータに変換してくれます。 実際に試してみたら、音程がそこまで正確じゃなくても大体の形にはなりました。
価格もDAWの中ではかなり抑えめなので、「まずはお試しで始めたい」という方にはちょうどいいです。

正直、付属の音源のクオリティは海外製DAWに比べると物足りなさを感じます。 でもDAWの基本操作を覚えるには十分ですし、後からプラグインを足せば音質は改善できます。
INTERNET Singer Song Writer Lite 10 初心者向けDAW
国産DAW。鼻歌入力やコード入力が特徴的
第5位:SOURCENEXT ACID Music Studio 11 音楽制作ソフト

ACID Music Studioはループ素材を並べて曲を作るスタイルが得意なDAWです。 音楽経験がゼロでも、用意されたループをドラッグ&ドロップで配置していくだけで1曲作れてしまいます。
実際にループを並べてみたら、30分くらいでそれなりに聴ける曲が出来上がって驚きました。 価格も非常に安いので、「とりあえず曲を作る楽しさを味わいたい」という入門にはベストな選択肢だと思います。

MIDI打ち込みの自由度は高くないので、細かい作り込みには不向きです。 ただ、ループ制作の楽しさをすぐ体感できるのは大きなメリットですね。
SOURCENEXT ACID Music Studio 11 音楽制作ソフト
ループベースの曲作りに特化。初心者でもすぐ曲が作れる
5つのDAWソフトを比べてみた
| DAWソフト | 得意ジャンル | 対応OS | 価格帯 | 日本語情報の多さ | 初期設定のラクさ |
|---|---|---|---|---|---|
| Cubase Artist 15 | オールジャンル | Win / Mac | 約3.5万円 | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
| FL STUDIO Signature | EDM / ヒップホップ | Win / Mac | 約3万円 | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| Ableton Live12 Standard | エレクトロ / ループ系 | Win / Mac | 約5万円 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
| Singer Song Writer Lite 10 | ポップス / ボカロ | Win | 約1万円 | ★★★★★ | ★★★★★ |
| ACID Music Studio 11 | ループ系 / BGM | Win | 約5千円 | ★★★☆☆ | ★★★★★ |

迷ったらCubaseかFL STUDIOの二択で考えるのが無難です。 どっちも情報量が多いので独学でもなんとかなります。
DAWを入れたら最初にやっておくべき設定
DAWをインストールしたら、いきなり曲作りに入る前にいくつか設定しておくとスムーズです。
- オーディオインターフェースのドライバ設定(ASIOドライバの選択)
- バッファサイズの調整(128〜256サンプルが目安)
- プロジェクトのサンプルレート設定(44.1kHzか48kHz)
- 保存先フォルダの指定(SSDが望ましい)
特にASIOドライバの設定は忘れがちですが、これをやらないと音の遅延(レイテンシー)が大きくなって、リアルタイムで演奏するときにストレスになります。

オーディオインターフェースを持っていない場合は、ASIO4ALLという無料ドライバをインストールすれば代用できます。 最初はこれで十分です。
DAWと一緒に揃えたい周辺機材
DAWソフトだけでも曲作りは始められますが、あると作業効率がぐっと上がる機材があります。
- オーディオインターフェース(1万円台からあり)
- MIDIキーボード(25鍵でOK。鍵盤が弾けなくても打ち込みが楽になる)
- モニターヘッドホン(MDR-CD900STが定番)
- 外付けSSD(プロジェクトファイルの保存用)
最初から全部揃える必要はないです。 まずはDAWソフトとヘッドホンだけで始めて、必要を感じたら一つずつ追加していくのが賢い進め方です。

MIDIキーボードは鍵盤弾けなくても持っておいて損はないです。 マウスでポチポチ打ち込むよりリアルタイム入力のほうが圧倒的に速いので。
DAW初心者が挫折しないために意識しておくこと
DAWを買ったものの、数週間で触らなくなる人が結構います。 その原因のほとんどは「いきなり完璧な曲を作ろうとする」ことです。
最初の目標は「8小節のループを1つ完成させる」くらいでちょうどいいです。 8小節でもドラム、ベース、コードの3トラックを重ねると立派な曲の骨格になります。
2. 好きな曲をコピーしてDAWの操作を覚える
3. 1曲を完璧にするより、短い曲をたくさん作る
正直なところ、DAWの操作って最初の1ヶ月が一番しんどいです。 でもそこを超えると「あ、自分でも曲って作れるんだ」という感覚が得られて、そこからは勝手に楽しくなっていきます。

最初のうちは出来上がった曲のクオリティが微妙でも気にしなくて大丈夫です。 プロだって最初はひどい曲を量産してますから。
●宇佐美音楽機材やDTM関連を中心に執筆しているライターです。 今回はDAWソフトの販売店スタッフや実際のDTMユーザーへのリサーチをもとに記事を書きました。 筆者自身もCubaseとFL STUDIOを使い分けており、初心者目線での疑問点も取材を通じて確認しています。


