自作PCの熱対策、サボっていませんか? トップフロー型のCPUクーラーは、上から風を当てることでCPU周辺のVRMやメモリまで一緒に冷やせるのがいいところです。

今回はAmazonや楽天で人気のトップフロー型CPUクーラーを4つ紹介します!
トップフロー型CPUクーラーを買うときに見るべきポイント
トップフロー型CPUクーラーを選ぶとき、正直いちばん気にしてほしいのは「高さ」です。 ケースに入らなかったら元も子もないので、購入前にケースのCPUクーラー高さ制限は必ず測っておきましょう。
2. マザーボードのソケット(LGA1700/AM5など)に対応しているか
3. ファンサイズ(92mm/120mm)で冷却力と静音性が変わる
ファンサイズは120mmのほうが同じ回転数でも風量が多く、静かに冷やせる傾向があります。 でもその分本体が大きくなるので、Mini-ITXケースなら92mmファンモデルのほうが収まりがいいです。

ヒートパイプの本数も冷却力に直結するので、TDP高めのCPUを使うなら4本以上あると安心ですよ
トップフロー型CPUクーラーのおすすめランキング4選
第1位:サイズ BIG SHURIKEN4 トップフロー型CPUクーラー

サイズの「手裏剣」シリーズといえば、自作PC界隈では定番中の定番です。 BIG SHURIKEN4は120mmファンを載せたロープロファイルモデルで、高さを抑えつつしっかり冷やしてくれます。
開封して最初に思ったのは「意外と薄い!」ということ。 実測で高さ約58mmなので、スリムケースにもすんなり入りました。
ヒートパイプは6本あって、Core i5クラスなら余裕で冷やせます。 ただ、Core i7以上のハイエンドCPUをフルロードすると少し温度が上がるので、そこは注意してください。

手裏剣シリーズは取り付けが簡単なのも地味にありがたいです。初めての自作でも迷わず付けられました
第2位:ID-COOLING IS-55 BLACK 高さ57mm CPUクーラー

ID-COOLINGのIS-55は、5本のヒートパイプが入った120mmファンモデルです。 高さ57mmとBIG SHURIKEN4とほぼ同じサイズ感で、こちらもスリムケースに収まります。
箱を開けて触った瞬間、ヒートシンクのフィンがぎっしり詰まっている感触があって「これは冷えそうだな」と期待しました。 実際にRyzen 5で使ってみたら、アイドル時35℃前後、フルロード時でも75℃くらいで安定していました。
正直、この価格帯でこの冷却力はかなりお得だと思います。 ただ、付属のファンは回転数が上がるとやや音が気になるかもしれません。静音重視の方はファンを別途交換するのもアリです。

コスパ重視で選ぶなら正直これが一番おいしいかもしれません。見た目もオールブラックでかっこいいです
第3位:Novonest H45K6 6本ヒートパイプ 薄型トップフロー

Novonestは自作PC界隈ではコスパの鬼として知られているメーカーです。 このH45K6は高さ45mmという超薄型ながら、ヒートパイプが6本も入っています。
正直、パッケージを見たときは「この薄さで6本って大丈夫?」と半信半疑でした。 でも組み込んでみたら意外とちゃんと冷えるんですよ。 Mini-ITXのコンパクトケースで使ったら、ケース内のエアフローがすごくスムーズになりました。
デメリットとしては、フィンの質感が少し安っぽいところ。 あと取り付け金具の精度がちょっと微妙で、ネジを締めるときにコツが要ります。 ぶっちゃけ初回は15分くらいかかりました。

とにかくケースの高さ制限が厳しい人には最高の選択肢です。この薄さで6本ヒートパイプは他にないですよ
第4位:スモールラボ UT75 8本ヒートパイプ 120mmトップフロー

スモールラボのUT75は、なんとヒートパイプが8本。 トップフロー型でここまで本数が多いモデルは珍しいです。
高さ77mmなので上の3製品よりはやや背が高いですが、一般的なMicroATXケースなら問題なく収まるサイズ。 8本もヒートパイプがあるとさすがに冷却力は段違いで、Core i7クラスでもしっかり温度を抑えてくれます。
えっ、この値段でこの冷却力やばくない!? マジでトップフロー型としては最強クラスです!!
注意点もあって、メモリとの干渉がやや起きやすいです。 背の高いヒートシンク付きメモリを使っている場合は、事前にクリアランスを確認しておいてください。

冷却力を最優先にしたい人にはこれ一択ですね。ただ、メモリの高さだけは要注意です
トップフローCPUクーラーの比較表
| 商品名 | 高さ | ファンサイズ | ヒートパイプ | 取り付けやすさ | 静音性の印象 |
|---|---|---|---|---|---|
| BIG SHURIKEN4 | 約58mm | 120mm | 6本 | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| IS-55 BLACK | 57mm | 120mm | 5本 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| Novonest H45K6 | 45mm | 92mm相当 | 6本 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
| UT75 | 77mm | 120mm | 8本 | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
取り付け前に必ず確認したい3つの注意点
トップフロー型のCPUクーラーは、取り付けのときにいくつか気をつけるポイントがあります。
ケースのCPUクーラー高さ制限をミリ単位で確認する。 カタログスペックだけでなく、サイドパネル裏のケーブルの膨らみも考慮しましょう。
メモリのヒートシンクとの干渉を確認する。 特にトップフロー型はファンが横に広がるため、第1スロットのメモリに当たることがあります。
グリスは米粒大を中央にのせて、クーラーの圧力で広げるのがコツです。 塗りすぎるとはみ出してマザーボードを汚すので注意してください。

グリスの塗り方で温度が3〜5℃変わることもあるので、ここは丁寧にやりたいところです
CPUクーラーと一緒に買っておきたいもの
CPUクーラーを交換するなら、ついでに揃えておくと作業がスムーズになるアイテムがあります。
付属グリスでも動きますが、定番グリスに変えるだけで2〜3℃下がることもあります。 1本あれば何回も使えるので持っておいて損はないです。
無水エタノール+マイクロファイバークロス
古いグリスを拭き取るときに必須です。 ティッシュで拭くと繊維が残るので、マイクロファイバーを使いましょう。
精密ドライバーセット
CPUクーラーの取り付けには長めのプラスドライバーが必要な場合が多いです。 マグネット付きだとネジを落とさなくて便利です。

無水エタノールは100均のものでも十分使えます。わざわざ高いの買わなくて大丈夫ですよ
トップフローとサイドフロー、どっちがいいの?
CPUクーラーを探していると「サイドフローのほうが冷える」という意見をよく見かけます。 確かに純粋なCPU温度だけを見るとサイドフローのほうが有利なケースが多いです。
でもトップフローにはトップフローの良さがあります。
Mini-ITXやスリムケースなど高さ制限のあるケースを使っている
VRMやメモリの温度も一緒に下げたい
ケース内のエアフローがあまり良くないPCを使っている
ミドルタワー以上の大きなケースを使っている
CPUの温度をとにかく最優先で下げたい
ケースの前面から背面への一直線のエアフローが確保できる
正直、自分のPCケースが「高さ制限70mm以下」と書いてあったらトップフロー一択です。 逆にケースに余裕があるなら、サイドフローのほうが選択肢も多くて冷却力も高い傾向にあります。

私は正直サイドフローとの違いがわからなくて色々調べたんですが、結局「ケースの大きさ」で決めるのが一番間違いないです
●宇佐美PC周辺機器を得意としたプロライター。販売店スタッフやメーカー担当者へのリサーチをもとに、読者目線でわかりやすい記事を執筆しています。

