去年ウッドデッキの塗り直しで大失敗して、エアコンプレッサーの選び方を身をもって学びました。
ウッドデッキ塗装で痛い目を見た日の話
自宅のウッドデッキが色褪せてきたので、ホームセンターで安いコンプレッサーとスプレーガンを買って塗り直しに挑戦しました。 ところが作業開始30分でエアがスカスカになり、スプレーの霧が途切れ途切れに。
半分だけツヤツヤ、もう半分はザラザラという悲惨な仕上がりになりました。 結局1日かけてサンドペーパーで全部剥がしてやり直す羽目に。

その失敗から色々調べ直して、ようやく「塗る対象に合わせてコンプレッサーを選ぶ」のが鉄則だと理解しました。
DIY塗装でスプレーガンを使うなら、吐出量150L/min以上、タンク20L以上が目安です。 模型やプラモの細かい塗装ならミニコンプレッサーで十分対応できます。
オイルレスタイプだとエアにオイルが混ざらないので、塗装面に余計なブツブツが付きません。

塗装で使えるエアコンプレッサーのランキング5選
第1位:APOLLOTECH エアコンプレッサー 100V 静音 オイルレス 30L 塗装用

商品名に「塗装用」と書いてあるだけあって、スプレーガンとの相性を最初から意識した設計になっています。 ウッドデッキの塗り直しに使ったら、30Lタンクのおかげで一面を塗り終えるまでエアが切れませんでした。
100V電源で家庭のコンセントからそのまま使えます。 静音設計なので住宅地の屋外作業でも近所の目が気になりにくいです。
欠点は重量。 正直かなり重いので、ガレージに据え置きなら問題ないですが、移動させるならキャスター台を用意したほうがいいです。
えっ、この仕上がりが家庭用コンプレッサーで出るの!?友人に見せたらマジでびっくりされました!!
第2位:RAYWOOD PROFIX NITRO-BOY ミニコンプレッサー 模型塗装用

ガンプラやフィギュアの塗装をやるならこれ一択と言い切っていいレベルです。 手のひらに収まるくらいコンパクトなのに、エアブラシ用としては十分な圧力が出ます。
机の上に置いても邪魔にならないサイズ感で、深夜に模型を塗っていても動作音がほとんど気になりません。 家族に怒られることなく夜中の作業ができました。

ただ、あくまで模型用なので、スプレーガンでの本格的な塗装はできないと思ってください。 大きいものを塗りたい人は別の機種を選んでください。
第3位:JESIMAIK エアコンプレッサー 30L HSC30 オイルフリー 静音

30Lタンクで吐出量も十分あるので、塗装にもDIY全般にも使える万能タイプです。 オイルフリーなので塗装時にオイルミストの心配がありません。
フェンスをスプレーガンで塗ってみたところ、途中でエアが足りなくなる場面はなかったです。 価格も手頃なので、初めて買うコンプレッサーとしてはアリだと思います。

気になった点は、連続で長時間使うとモーターがけっこう熱くなること。 30分に1回くらい休ませながら作業したほうが安心です。
第4位:HAIGE エアーコンプレッサー 100V オイルレス 静音 17L HG-DC990K

ブラシレスモーターのおかげで振動が少なく、動作音がかなり静かです。 17Lタンクなので大面積の塗装には向きませんが、棚板や小物のタッチアップには十分使えました。
ブラシレスモーターはブラシ(消耗部品)がないぶん寿命が長いので、週末のDIY塗装を長く続けたい人には地味にありがたい設計です。
注意点として、17Lだと車のバンパーや家具全体の塗装には容量が足りません。 あくまで小物塗装メインの1台と考えてください。

第5位:パオック PAOCK 静音オイルレス エアーコンプレッサー SOL-1030 30L

国内ブランドのパオックが出している30Lモデルです。 ホームセンターで実物を見て買えるのが、通販だと不安な人には嬉しいところ。
開封してすぐ組み立てられたので、初心者でも扱いやすい印象でした。 プランターや小さな棚の塗り直しなら問題なく使えます。
正直に言うと、吐出量が控えめなので大面積の塗装はちょっと厳しいです。 国内メーカーの安心感を重視する人向けの1台という位置づけです。

塗装用エアコンプレッサー5機種をガチ比較してみた
| 商品名 | タンク容量 | 塗装の仕上がり | エア切れまでの持ち | 静かさ | 持ち運びのしやすさ |
|---|---|---|---|---|---|
| APOLLOTECH 30L | 30L | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ |
| RAYWOOD NITRO-BOY | タンクなし | ★★★★☆(模型用) | ★★★★★(模型用) | ★★★★★ | ★★★★★ |
| JESIMAIK HSC30 | 30L | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| HAIGE HG-DC990K | 17L | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| パオック SOL-1030 | 30L | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |

「何を塗るか」で変わるエアコンプレッサーの正解
塗装用のエアコンプレッサーは「何をどのくらいの面積で塗るか」で必要なスペックが全然変わります。 塗装系の販売店スタッフに聞いた話では、DIY塗装で困っている人の多くはそもそも機種選びの段階でズレているそうです。
棚板、プランター、小さな木工品など小物 → タンク容量17L前後でもOK(HAIGEやパオックで対応できます)
ガンプラ、フィギュア、模型など → タンクなしのミニコンプレッサー+エアブラシ(RAYWOOD NITRO-BOY一択)

エアコンプレッサーだけじゃ塗装はできない!揃えておきたい道具
コンプレッサー本体だけ買っても、塗装の準備は半分くらいです。
レギュレーター(圧力調整器):スプレーガンの吹き付け圧を細かく調整できます。 コンプレッサーに付属していない場合は別で買う必要があります
スプレーガン or エアブラシ:家具や車ならスプレーガン、模型ならエアブラシです。 塗る対象のサイズで選んでください
塗装ブース(模型の場合):室内で塗装するなら換気用に必要です。 防毒マスクも忘れずに

初めてのDIY塗装で仕上がりを良くするコツ
塗装前のサンドペーパーがけは面倒でも絶対に省略しないでください。 下地が荒いと塗料が乗らず、剥がれやムラの原因になります。
気温が10度以下のときは塗料が乾きにくいので、できれば15度以上の日に作業しましょう。
最初から完璧に塗れる人なんていません。 2回目、3回目と回数を重ねれば確実にうまくなるので、気負わずやってみてください。
●筆者:宇佐美DIY工具や塗装関連の製品を得意としています。 メーカー担当者や塗装業者への取材をもとに、初心者でもわかりやすい情報をお届けしています。


