DJスピーカーって種類が多すぎて、どれを選んだらいいか全然わからなくないですか? 今回は実際に楽器店で何台も聴き比べた結果をもとに、用途別に5台ピックアップしました。
そもそもDJスピーカーって普通のスピーカーと何が違うの?
普通のBluetoothスピーカーとDJ用スピーカーの違いは、ざっくり言うと「音の正確さ」と「音量の余裕」です。
一般的なBluetoothスピーカーは聴いて気持ちいい音に味付けされているので、DJプレイ中に「自分が今どんなバランスで音を出しているか」がわかりにくくなります。

ぶっちゃけ、自宅で趣味レベルでDJするだけなら普通のスピーカーでも全然いけます。 ただ「音のバランスをちゃんと聴きたい」なら、モニタースピーカーのほうが圧倒的にわかりやすいですよ
DJスピーカー5台の比較表
| 機種名 | タイプ | 出力 | Bluetooth | 低音の迫力 | 自宅使いの手軽さ |
|---|---|---|---|---|---|
| JBL EON715 | PA | 1300W | あり | ★★★★★ | ★★☆☆☆ |
| YAMAHA DBR10 | PA | 700W | なし | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| M-Audio BX3 | モニター | 120W | あり | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
| JBL 305P MkII | モニター | 82W | なし | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| オーディオテクニカ AT-SP3X | ブックシェルフ | 非公開 | あり | ★★☆☆☆ | ★★★★★ |
「低音の迫力」と「自宅使いの手軽さ」は実際に音を聴いた印象での評価です。 PAスピーカーは迫力があるけど自宅で使うにはデカすぎるし音量的にも近所迷惑になりやすいです。
DJスピーカーおすすめランキング5選
第1位:JBL PROFESSIONAL EON715 パワードPAスピーカー

JBLのPA用スピーカーで、ライブハウスやクラブでもそのまま使えるレベルの音圧が出ます。 最大1300Wという桁違いのパワーで、屋外のイベントでもしっかり鳴らせます。
実際に楽器店でデモ音源を流してもらったとき、低音の振動がお腹に響いてきて「これはヤバい」と声が出ました。 Bluetooth接続にも対応していて、スマホから直接音楽を飛ばせるのも意外と便利。
ただし重量が約14kgもあるので、1人で持ち運ぶのはなかなかキツいです。 自宅の6畳間で鳴らしたら間違いなく隣の部屋から苦情が来るレベルなので、イベントやスタジオ用と割り切って使うべきスピーカーです。

音はマジで最強!!!!自宅用にはかなりオーバースペックですが、イベントやるなら間違いなくこれです
第2位:YAMAHA DBR10 パワードスピーカー

YAMAHAのPA用スピーカーで、音のクリアさはさすがのYAMAHAクオリティ。 700Wの出力でJBLほどの爆音は出ないものの、中規模のイベントやスタジオなら余裕で対応できます。
このスピーカーの良いところは低音から高音までバランスよく出ること。 DJ中にEQをいじったときの変化がすごくわかりやすくて、練習用としてもかなり優秀です。
重量は約10kgで、EON715よりは持ち運びやすいですが、それでも片手で軽々というわけにはいきません。 Bluetooth非対応なのが今どき惜しいポイントです。
第3位:M-Audio BX3 スタジオモニタースピーカー ペア

M-Audioのコンパクトなモニタースピーカーで、自宅DJ用としてはいちばんおすすめの1台です。 ペアで1万円台前半という価格ながら、音の解像感がしっかりしていてミックスの確認がちゃんとできます。
机の上に置いても邪魔にならないサイズ感がすごくいい。 Bluetooth対応なのでスマホやPCからワイヤレスで音を飛ばせるし、RCA入力もあるのでミキサーとケーブルで直結もできます。
正直、低音の迫力はPA用と比べると弱いです。 でも自宅で練習するなら低音ドカドカ出るより、このくらい控えめなほうが近所と揉めなくて済みます。

「自宅でDJ練習したいけどスピーカーにあまりお金かけたくない」って人には、これが現時点でベストな選択だと思います
第4位:JBL PROFESSIONAL 305P MkII モニタースピーカー ペア

JBLのモニタースピーカーで、DTMやレコーディングスタジオでも定番のモデルです。 5インチウーファーの低音がモニター系の中ではかなり太く出るので、DJモニターとして使っても低音不足を感じにくいのがポイント。
音の定位感がすごく良くて、左右の音の広がりがはっきりわかります。 ミックス中に「左チャンネルと右チャンネルの音がどう混ざっているか」をモニタリングするのにめちゃくちゃ向いています。
ただ、Bluetooth非対応で有線接続のみ。 接続はTRSフォンかXLRなので、普通のミニジャック(3.5mm)で繋ぐには変換ケーブルが必要になります。 この点がちょっと初心者には面倒かもしれません。

音質に関しては間違いなくトップクラス。 接続方法のハードルさえクリアできれば、長く使える名機ですよ
第5位:オーディオテクニカ AT-SP3X ブックシェルフスピーカー

オーディオテクニカのBluetooth対応スピーカーで、DJ専用ではなくリスニング寄りのモデルです。 見た目がスタイリッシュでインテリアとしても良い感じ。
「DJのモニター用に使えるか?」と聞かれると正直微妙で、低音がモニタースピーカーほど正確ではありません。 どちらかというと「ターンテーブルでレコードを聴くためのスピーカー」として使うのが合っています。
Bluetooth接続が手軽なので、ターンテーブルのBluetooth出力からワイヤレスで繋いでリスニングするのに合った使い方です。 DJ練習のメインモニターというよりは、サブ用やリスニング専用として持っておくといいスピーカーです。
DJスピーカーを買うときの地味に大事なコツ
スピーカーを選ぶとき、音質やスペックばかり気にしがちですが、実は置き場所と接続方法のほうがトラブルになりやすいです。
接続ケーブルは最初から付属していないことが多いので、購入前にどの端子(RCA、TRS、XLR)が必要か確認しておきましょう。 「届いたのにケーブルがなくて鳴らせない」というのはDJ初心者あるあるです。

ケーブル問題、意外とみんなハマるんですよね。 スピーカーと一緒にケーブルも忘れず買っておくのが安心です
一緒に揃えておきたいDJ用音響アイテム
スピーカー以外にも、音響環境を整えるためにあると便利なアイテムがあります。
接続ケーブル:ミキサーとの接続にはRCA-TRSケーブルが多いです。 長さは1.5m〜2mが使いやすい。
電源タップ:パワードスピーカーは左右各1台ずつコンセントが必要。 ミキサーやPCの分も含めて、4口以上のタップがあると便利です。

電源タップは盲点になりがち。 DJ機材を並べると意外とコンセントの数が足りなくなるので、最初に用意しておくのが正解です
●筆者:サトル音響機器やDJ機材を得意分野としたプロライター。 楽器店の音響フロア担当やPAエンジニアへのリサーチをもとに記事を執筆しています。 今回は大手楽器店2店舗でデモ試聴し、自宅環境での鳴りも確認した上で評価しました。


