トップページへ

[ 目次ページへ戻る ]


3.鳥取県における低未利用空間活用の現況

3-1.概要

本章では、主に鳥取東部を中心に調査した低未利用空間を文化的活動によって活用している事例と、今後活用可能性があると考えられる事例を、以下の5つのカテゴリー毎に掲載した。各事例が立地する地域特性から、ある程度市街化しており、当該自治体(平成16年の市町村合併以前)の中で官庁、商業施設等が集積している「市街地」と、その郊外や周縁を「中山間地」として二分した。また建物所有主体の性格を、自治体や国等の「官」とそれ以外の「民間」とに二分し、都合4つのカテゴリーに調査事例を分類した。「市街地」と「中山間地」では、具体的な活用内容に違いがあるであろうこと、また、「官所有」と「民間所有」の建物でも運営形態が異なるであろうということで、いったん以上のような分類を行った。また、砂丘の施設は、地域特性から、市街地とも中山間地とも位置づけにくいため、その他とした。以下、取り上げた事例は、28例で、*印がついているものは、現在全く利用されていないか、建物の一部が限定的かつ暫定的に利用されていて、今後の活用可能性が大きいものである。
 今回の調査は、鳥取県内における低未利用空間活用に関する網羅的なものではない。特に芸術文化による活用という観点から、まずは主に東部の空間資源を発掘するということが目的であったので、具体的に活用されている事例、可能性が認められそうな事例を、筆者達が鳥取に着任して以降、ジャーナリズムで取り上げられたもの、文化活動に携わる人やまちづくりに関わる人から口コミで得た情報等によるもので、現在の所かなり限定的であることをお断りしておく。


(1)市街地立地/民間所有(10ヶ所)

  カフェ・ドロップ
  カフェ・ニー
  カフェ・ソース
  紅茶専門店 ダウラ
  劇団「鳥の劇場」
  旧呉服店
  旧横田胃腸科外科医院
  山陰合同銀行旧浦富支店
  工房わびすけ
  JA倉庫

(2)市街地立地/官所有(3ヶ所)

   池内邸
   シビックセンター「たからや」
   旧鹿野町議場

(3)中山間地/民間所有(2ヶ所)

   蕎麦切り「たかや」
   ギャラリー風人洞

(4)中山間地/官所有(11ヶ所)

   石谷家住宅
   山の上喫茶店・ギャラリー野土香
   アトリエ小学校
   いわみ工芸村
   山の学校
   小田交流会館
   旧岩井小学校
   旧明倫小学校
   旧鹿野小学校
   旧小鷲河小学校
   旧勝谷小学校

 (5)その他(2ヶ所)
   砂丘パレス
   鳥取県立砂丘こどもの国

【参考文献等】
 朝日新聞鳥取支局編『鳥取建築ノート』富士書店、1991年
 「県民の建物100選」編集委員会『とっとり建築探訪』
                     社団法人鳥取県建築士会、1998年
 鳥取県企画部地域自立戦略課『元気が出る地域づくり:2004』鳥取県、2004年
 鳥取県企画部地域自立戦略課『元気が出る地域づくり:2005』鳥取県、2005年


低未利用空間の活用に関するキーマンとしてインタビューさせていただいた方々

2005年 
8月15日 風人洞ギャラリー・オーナー 美藤康夫氏
8月15日 野土香 中村恵子氏
11月5日 アトリエ小学校 福田典高氏
11月9日 いわみ工芸村 山下碩夫氏
     岩美町自立推進課 田中聡嗣氏
11月22日 鳥取市役所まちむら活性化チーム  河原利和氏
12月1日 鳥取商工会議所まちづくり推進課 平木美雪氏
12月1日 (株)米村ガラス、クリスタル・ギャラリー・ポー 
米村京子氏
12月14日 工作社 本間公氏
12月20日 カフェ・ソース 山根大樹氏
 
2006年
1月16日 演出家 劇団「鳥の劇場」主宰 中島諒人氏
1月18日 鹿野町総合支所地域振興課 谷口康夫氏
1月23日 黄檗宗興禅寺住職 玉野日稜幸氏
1月27日 アートNPO設立準備中 大塚千枝氏
1月29日 美術作家 京都造形大学教授 椿昇氏
     彫刻家 藤原勇輝氏
2月11日 ダンサー・体奏家 新井英夫氏
2月13日 鳥取市文化芸術推進課 片山学氏
2月16日 砂丘会館 専務取締役 松永泉氏


[ 次ページへ ]

[ 目次ページへ戻る ]
〒680-8551 鳥取市湖山町南4丁目101 Phone/0857-31-5073 Fax/0857-31-5076

Copyright(c)2004-2012 TOTTORI UNIVERSITY ART CENTER. All Rights Reserved.

サイトデザイン&制作 有限会社キーワード http://www.keyword-co.net/